【2024年最新版】サーバーの価格相場はどのくらい?種類別に平均費用を解説!
サーバーの価格は、容量や取り扱いメーカーなどで異なりますが、一般的には10万円以上が平均的な費用相場です。
本記事では、業務用を中心にサーバーの価格相場について解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
サーバーの価格相場は?NASや構築にかかる費用について解説!
パーツ | 相場価格 |
NASサーバー(家庭用) | 1万円~10万円 |
NASサーバー(業務用) | 30万円~100万円 |
ファイルサーバー | 50万円~200万円 |
パソコン | 5~15万円 |
UPS(無停電電源装置) | 3~8万円 |
ルーター | 1~5万円 |
ネットワーク構築 | 20万円(PC25台環境) |
保守メンテナンス | 物件代金の15%程 |
業務用サーバーで確保しておきたい容量といえば8TBですが、用途や規模に応じて4TBでも十分なケースがあります。
リソースを十分に活用するためにも、サーバーの価格相場は知っておかなければなりません。
NAS(ネットワークHDD)サーバーの価格相場
サーバーをネットワーク上に配置する仕組みにNAS(Network Attached Storage)が挙げられますが、購入する際の価格相場は家庭用で1~10万円、業務用で30万円~100万円です。
サーバー構築と比較すると安価ですが、既存で容量が決められておりスペックの改変もしにくいため、柔軟性に欠けるデメリットがあります。
一般的な価格相場よりも安価にサーバーを設置したい場合は、NASサーバーがおすすめです。
ファイルサーバー構築の価格相場
フルスタックエンジニアによるシステム構築によってサーバーを紐づけ、業務上で運用することが可能。しかし、その場合はセキュリティの不安定要素やエネルギー資源の維持費などが嵩むため、価格相場としては10万円以上となるケースも少なくありません。
一般的なファイルサーバー構築にかかる価格は、本体価格だけで50万円~200万円と幅広く、周辺機器と合わせるとそれなりに費用がかかることは留意しておきましょう。
そもそもサーバー構築において業務上、安全に稼働させるには、何を準備しなければならないのでしょうか。
- サーバー本体
- パソコン
- USP
- ルーター
- ネットワーク環境
- 保守
詳しくみていきましょう。
ファイルサーバー本体
サーバー本体の価格相場は50万円~200万円以上です。後述するファイルサーバーやWebサーバーなどのソフトウェアを取り込んでセットアップします。
パソコン
パソコンの価格相場は5~15万円です。
モバイル端末を利用するケースもみられますが、スペックで選ぶならパソコンがおすすめ。すでにオフィス内で使用しているパソコンがあれば、有効活用しましょう。
UPS(無停電電源装置)
サーバーがダウンしたときなど、企業の可動性を維持するにはUPSが必要。価格相場は、3~8万円が一般的です。
ルーター
ネットワークを構築するうえで、ルーターは欠かせません。価格相場は、1~5万円といわれています。
ネットワーク構築
ノードの各種設定だけでなく、ネットワークを配線接続することで費用が嵩みます。一般的には、接続台数25台で20万円が価格相場です。
実は会社でサーバーを構築する時に、意外に費用がかかるのがこのネットワーク構築です。
相場はPC25台環境で20万円と書きましたが、複雑な環境であった場合、設定担当が数日掛りで構築するというケースもザラで、構築だけで50万とかするケースもあったりします。
NASサーバーの場合は、業務用でも比較的に簡単なので、10人以下の会社でサーバーを運用するなら価格面から考えてもNASサーバーの方が良いでしょう。
保守メンテナンス
サーバーの運用中、稼働性の保守は必須ですが、価格相場としては構築時の総費用のうち15%が目安です。
例えば、サーバー構築に20万円の料金がかかったのなら、保守にかかる費用は2万円が相場といえます。
サーバーの保守といえば毎月固定額を払う保守と、単発で依頼するスポット保守がありますが、サーバーの場合は、そんな壊れるものでもありませんので、スポット保守で運用するところが大半です。
サーバー構築における価格相場を種類別に解説!
NASのように購入して設置するタイプのサーバーにかかる費用は抑えることが可能ですが、エンジニアによるサーバーの紐づけや設定を伴うシステム開発にはそれなりの費用がかかります。
ここでは、開発に基づくシステム構築における価格相場について、ファイルサーバーとWebサーバーの種類別に解説しています。
それでは、詳しくみていきましょう。
ファイルサーバーの構築費用
社内ネットワークにおいてファイルサーバーの配置は欠かせませんが、構築する場合の一般的な価格相場は35万円です。
社内で保管すべき資料やデータなどはファイルサーバーに蓄積されるため、セキュリティの観点から稼働性を維持した設計が重要。
すでにネットワーク環境が整っていれば費用を節約できますが、中小企業が運用するシステムでは20名を超える技術者による開発が求められるため、価格相場としては上がりやすいです。
Webサーバーの構築費用
Webサーバーのシステム開発には、下記のようなポイントに留意しなければなりません。
- ホームページへのアクセス数
- コンテンツの容量
- セキュリティの強化
これら、すべてを開発するときにかかる費用相場の目安としては35万円。Webサーバーは自社開発も可能ですが、前述したように価格相場としては安くないことから電気代や維持費などを考慮するとレンタル、もしくはリースするケースも少なくありません。
ホームページへのアクセス数やコンテンツの容量に耐えうるスペックを要するため、慎重に選ぶことが重要。また、セキュリティの観点からSSL化は必須といえるでしょう。
さいごに|サーバーの価格相場を知ろう!
今回は、業務用を中心としたサーバーの価格相場について解説してきました。
業務用サーバーの開発は費用が嵩みやすいことから、リースやレンタルを検討するケースも少なくありません。
サーバーの適正相場を把握し、お得な価格で運用することは効率よく費用対効果を生み出すことに繋がるでしょう。
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