【2023年最新版】UTMの選び方は?抑えておくべきポイント3選!
目次
UTMは基本どこのメーカーも大きな違いはない
まず皆さんにお伝えしたいのが、UTMの性能に大きな違いはないという事を認識してください。
このコラムを読んでいるという事は、恐らく他のブログも読まれていると思いますが、イマイチ違いが分からないからここに来たはずです。
それもそのはず。
セキュリティ対策は普通多岐に渡り、独自の対策があるはずですがUTMはどこもほぼ同じです。
その理由はUTMのメーカーは違えど中身のエンジンは世界のたった数社の企業が提供しているだけで、ほとんど同じなのです。
勿論「Wi-Fi機能が付いているか?」「テレワーク様にカスタマイズが出来るか?」「VPNが出来るか?」等の特色はありますが、それは普通UTMの機能としては要らないものになりますし、色々な機能を付けると複雑になりUTMのメリットであるお手軽さがなくなってしまいます。
UTMのおすすめの選び方!
ここではおすすめのUTMの選び方をご紹介します。
日本製かどうか
UTMという商品はアンチインターネットウイルスを集めてパッケージにしたものです。
その為、よく分からない海外メーカーの物が多く存在しています。
UTMは精密機械ですが、そこまで壊れやすいものでは無い為、故障の心配はありません。
しかし、色々なメーカーの製品を扱っている弊社からすると日本製メーカーの方がコールセンターでの対応が良いと感じます。
ただし、その分日本製の物は割高となりますので、そこはコストと要相談ですね。
7年ライセンスに対応しているかどうか
UTMの一番のメリットといえば「手間がかからないのに都市銀行並みのセキュリティが組める」という点です。
6つ~8つぐらいのセキュリティ対策がひとまとめにパッケージにされ、それが5年以上のライセンスとして販売されております。
このライセンス期間中は常にアンチウイルスがアップデートされて、職場で使用される端末をネットの脅威から守ります。
逆に言えば、ライセンス期間が過ぎればただの物となってしまいます。
その為、月額のコストで見ればより超長期で組めるライセンスのあるUTMの方がコストパフォーマンスが高いのです。
言っている意味がよく分からないと思いますが、今から説明します。
UTMの製品代金は実は年数が違うだけだと、実はそれほど価格差がありません。
仮に5年ライセンスの仕切りが30万円の製品だと、7年ライセンスの場合40万円ぐらいの卸価格となります。
そんなに違いはないですよね?
なので、そもそもが長いライセンスの方がお得でありますが、さらにこれをリースで借りるとより分かりやすくコストが下がります。
リースというのは「本体料金 × 料率 = 月額料金」となります。
そして弊社の実際の料率は下記です。
年数 | 料率 |
5年 | 1.9% |
6年 | 1.6% |
7年 | 1.43% |
以上の計算式を先ほどの卸金額に当てはめてみます。
7年リースの場合「40万円(本体料金) × 1.43%(料率) = 月々5,720円(月額料金)」
どうですか?
期間が2年も違うのにほぼ同じ金額となったでしょう?
しかもこれは業者の卸金額となりますので、普通はこれに20万円~50万円ほど乗せます。
そうなると、今度は明確に7年リースの方が安くなるのです。
再リースが出来ない製品ですので、ライセンスが切れたら切り替えと考えるとなるべく期間の長い製品の方がお得です。
ファイヤーウォールのスループット(一定時間あたりの処理能力)が高いかどうか
UTMはゲートウェイ(入口)に設置をする製品なので、ウイルスソフトとのバッティングが発生し、PCの操作速度が落ちる事はありません!と言われておりますが、普通に速度が落ちます。
PCの負荷環境がどれほどかにもよって違ってきますが、UTM側のファイアウォールのスループット(一定時間あたりの処理能力)が低いと通信速度が低下する確率が高くなります。
スループットは色々ありますが、兎に角作業効率を落とさないという点だけを注視するのであれば、ここだけ見ておけば大丈夫といえます。
業界歴10年の現役OA機器社長がおすすめするUTMメーカーは?
ここでは株式会社じむやの代表である私堀田がおすすめのUTMを紹介します。
業界人が一番信頼している「SAXA(サクサ)」
SAXA(サクサ)というメーカーはビジネスホンでシェアが高い日本のメーカーで、OA機器販売店からの支持もかなり高いメーカーです。
UTM自体の性能は至って普通という評価ですが、サクサの良い所は、一次対応可能なサポートが付けられるところです。
UTMはまだまだ認知度が低い製品です。
その為、コールセンターの負荷を考えて、一次対応は販売店でやってくれ!というメーカーも結構あります。
我々、OA機器代理店は売るプロでありますが、製品のプロではありません。
中身まで正確に答えられる代理店は1%ぐらいしか存在していないと思います。
そういった手離れが良い製品は、お客様にとっても安心ができるメーカーとなりますので、弊社としてはおすすめをしております。
スペックが業界で最も高い「Neusoft(ニューソフト)」
Neusoft(ニューソフト)というメーカーをご存知の方は非常に少ないと思います。
ソフトウェアを開発する企業で、一般の方には馴染みが無いからです。
しかし、事業規模はかなり大きく、トヨタ自動車に制御装置を提供している会社となります。
中国メーカーで不安という声は確かに聞こえてきますが、日本の大手企業とも多くの取引があるので、その点は問題ないでしょう。
また、実はセキュリティ関連の製品はおっかない国の製品の方が優れているという事を聞いた事はないでしょうか?
UTMでよく名前の聞くメーカーの本社は「アメリカ」「中国」「ロシア」「イスラエル」という国家があります。
特にイスラエルが日本人の方だと驚かれると思いますが、チェックポイントという世界シェアNO1のUTMメーカーはイスラエルが本社です。
なぜこの様な好戦的な国にあるメーカーのセキュリティ製品が強いのかと言えば、それだけ情報戦を繰り広げているからに他なりません。
日本の様なガバガバでも安全な国と情報が命にかかわる国とでは、力の入れ方もそりゃあ違いますからね。
その中でもニューソフトのUTMはファイアウォールのスループットが業界TOPクラスで高いメーカーとなりますので、弊社もおすすめをしております。
UTM
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