WatchGuard(ウォッチガード)のUTMの価格は?口コミや評判を紹介!
従来よりブラックボックスとして可視化できなかったネットワークセキュリティ業界において、「見える化」の特徴を備えたUTMをリリースしているIT企業が「ウォッチガードテクノロジージャパン株式会社」です。
本記事では、そんなWatchGuard(ウォッチガード)のUTMの評判について考察しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
「WatchGuard(ウォッチガード)」とは?UTMの評判などを紹介!
FireboxシリーズのUTMをプロダクトリリースしているWatchGuard(ウォッチガード)ですが、世界的に知名度もあり、一定の評判も獲得しているようです。
実際、どのような会社なのでしょうか。
ウォッチガードとは?
ウォッチガードテクノロジージャパン株式会社は、東京都内に本社を構える日本のIT企業です。
インターネットセキュリティ事業を主軸展開し、UTMやファイアウォールなどをプロダクトリリースしています。
また、ガートナー社からの評価も高く、2015年には「Visionary」表彰を受けるなど、セキュリティ業界のトップを進むIT企業といえます。
UTMでいえば、Fireboxシリーズの評判もよく、世界的にも高く評価されていることが特徴。今後も期待されるIT企業の1つです。
2014年2月には京セラ製複合機とウォッチガードのUTMが提携し、半一体型の様なコンセプトで売り出していた時期もありました。
ウォッチガードと京セラドキュメントソリューションズジャパンは2月5日、統合脅威管理(UTM)機器と複合機を連携し、中小企業のネットワークセキュリティ管理の課題解決を行なう「セキュリティーレポート連携パッケージ」を下旬より提供すると発表した。
引用:ウォッチガードと京セラ、複合機とUTMのセキュリティソリューションを発表
評判や口コミまとめ
WatchGuard(ウォッチガード)は、日本国内だけに留まらず、世界的なブランドとして知名度もあり数多くのユーザーからの評判も上々です。
特に、セキュリティ監視状況の「見える化」システムは、ユーザーにとっても安心して利用できる仕組みと好評。WebやSNSには、同様にさまざまな評判が投稿されています。
ここでは、そんな評判や口コミをまとめました。
- 専用のソフトウェアによる「見える化」は安心して利用できる
- アンチウィルスなどの脅威をブロックする精度が高い
- セキュリティ状況が逐次メールで確認できて安心
- スループットも正常で、ストレスフリーで利用できる
このように、ネガティブな評判はあまりみられませんでした。
参考:WatchGuard Fireboxのレビュー(口コミ・評判)
WatchGuard(ウォッチガード)のUTM関連の評判を考察!
WatchGuard(ウォッチガード)のUTMといえば、Fireboxシリーズが有名です。
実際のスペックに対して、どのような評価がなされているのでしょうか。
ここでは、WebやSNSの寄せられている評判から、下記の5つの評価ポイントで考察しています。
- 価格(評価|★☆☆☆☆)
- 性能(評価|★★★☆☆)
- ファイアウォールのスループット(評価|★★★☆☆)
- シェア国内シェア(評価|★★☆☆☆)
- 本社本社がある国(評価|★★★★★)
それでは、詳しくみていきましょう。
5つの評価ポイント
WatchGuard(ウォッチガード)のUTMは世界的にも知名度があり、「見える化」による安心は、ユーザーからも高く評価されています。
ここでは、実際の評判からスペックについての評価をまとめました。
メーカーのUTMランキングの一覧が見たい場合は「UTMのメーカーおすすめ比較ランキング5選」をご覧ください。
価格(評価|★☆☆☆☆)
WatchGuard(ウォッチガード)のUTMは、仕様によって価格がさまざまです。
中小企業向けのT仕様は約10~40万円の価格相場ですが、大企業向けのUTMは100万円を超えます。
10万円ほどの価格帯ですと基本的に1年ライセンスで最低限の機能という様なパッケージになります。
他社と比較しても、相場相応の価格帯で推移しているため、比較的おすすめといえます。
性能(評価|★★★☆☆)
WatchGuard(ウォッチガード)のUTMのうち、FireboxのCloud仕様はWi-Fiに対応しています。
また、T仕様の上位クラスでは、デュアルバンド802.11a/b/g/nに対応した無線LANを採用しています。
全体的に見ると無難です。
ファイアウォールのスループット(評価|★★★☆☆)
WatchGuard(ウォッチガード)のUTMは、PC台数20台以下で考えると、他社と比較しても中程度といえます。
実際のスループット数値の一例を下表にまとめました。
仕様 | ユーザー数 | ファイアウォールスループット |
Firebox T15 | 5ユーザー | 400Mbps |
Firebox T20 | 5 | 1.7 Gbps |
Firebox T40 | 20 | 3.4 Gbps |
Firebox T80 | 50 | 4.7 Gbps |
Firebox M270 | 60 | 4.9 Gbps |
Firebox M370 | 150 | 8Gbps |
Firebox M470 | 450 | 19.6 Gbps |
Firebox M570 | 600 | 26.6 Gbps |
Firebox M670 | 850 | 34 Gbps |
しかし、ラインナップの豊富さで言えば零細企業~大企業まで幅広く対応できるラインナップとなっています。
国内シェア(評価|★★☆☆☆)
WatchGuard(ウォッチガード)といえば、赤色のUTMが特徴的ですが、日本国内では極端に広いシェアを誇るということではありません。
中小企業にとっては価格面ではサクサの方が優れているので、選ばれておりますが、ウォッチガードは大企業向けの方が強い印象です。
PC台数が50台を超えるオフィスになってくるとウォッチガードの方が優勢ですね。
本社がある国(評価|★★★★★)
WatchGuard(ウォッチガード)は日本国内に本社を置くIT企業であり、サポート面でも海外からの評判は上々です。
性能面でいえば、上手く他社との差別化ができていないものの、国内生産における安全安心のプロダクトリリースは高く評価されています。
総合評価
Fireboxシリーズには、T仕様とM仕様などが存在し、ファイアウォールスループット数値も400~2,500Mbpsとそれぞれにスペックが異なります。
そのため、オフィスの規模や用途に応じた選び方を推奨します。
また、性能面や価格帯で他社との差別化ができておらず、シェア率の向上に苦戦しています。
さいごに|ウォッチガードの評判を参考にしてUTMを選ぼう!
今回は、WatchGuard(ウォッチガード)のUTMの評判について考察しました。
ネットワークセキュリティの「見える化」は、ユーザーからも支持されており、安心して利用できるとの評判も獲得しています。
性能面や価格帯では中程度の評価であることから、日本国内では広くシェアを獲得しているということはありませんが、
今後の企業展開には注目です。
UTM
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