「CheckPoint(チェックポイント)」のUTMの価格は?評判や口コミについて考察!
次世代ファイアウォールやUTMセキュリティなどの事業を展開している世界的に有名なIT企業「チェックポイントソフトウェアテクノロジーズ株式会社」の評判について知りたい方は必見。
一般的には、略称でCheckPoint(チェックポイント)と呼ばれています。
本記事では、CheckPoint(チェックポイント)の評判について解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
「CheckPoint(チェックポイント)」とは?UTMの評判などを紹介!
日本国内では知名度の低いCheckPoint(チェックポイント)ですが、実際耳にしたことがないという方もいることでしょう。
しかし、世界的には知名度のある優良企業です。
チェックポイントとは?
チェックポイントソフトウェアテクノロジーズ株式会社は、アメリカ合衆国のナスダックに上場しているIT企業ですが、本社はイスラエルです。
UTM製品や次世代ファイアウォール機器のリリースなど、インターネットセキュリティ事業だけでなく、クラウドやリモート上で広がる脅威インテリジェンスなどのサービスも展開しています。
また、ガートナー社のエンタープライズネットワークファイアウォールマジッククアドラントリーダーやアメリカ国内で73もの特許を取得するなど、活躍の幅を広げています。
従来は大規模オフィスを対象としたビジネスを展開していましたが、中小企業を対象としたサービスに方向性を転換しています。
評判や口コミまとめ
CheckPoint(チェックポイント)のUTM製品の特徴として、価格がやや高めではあるものの、機器の詳細設定をライセンス契約で広く活用できることから、用途に合致した運用ができることが挙げられます。
評判や口コミをまとめると、下記のとおりです。
- 詳細データのログを確認できる
- アプリケーションのネットワークセキュリティの利便性が高い
- スループット性能が業界トップクラス
- トラブル発生時のマニュアルの理解が難しい
ユーザビリティに優れていることは評判からみても分かりますが、サポート面で課題が残る結果となりました。
参考:Check Point Appliancesのレビュー(口コミ・評判)
CheckPoint(チェックポイント)のUTM関連の評判を考察!
CheckPointシリーズのUTMは、主に「700シリーズ」から「1,500シリーズ」へと移行し、中規模オフィスに対応した「1,600/1,800シリーズ」が登場しています。
ここでは、下記の5つの評価ポイントで考察しています。
- 価格(評価|★★★☆☆)
- 性能(評価|★★★☆☆)
- ファイアウォールのスループット(評価|★☆☆☆☆)
- 国内シェア(評価|★★★☆☆)
- 本社がある国(評価|★★☆☆☆)
それでは、詳しくみていきましょう。
5つの評価ポイント
CheckPoint(チェックポイント)のUTMには、どのような特徴がみられるのでしょうか。
ここでは、各評価ポイントごとに考察しています。
メーカーのUTMランキングの一覧が見たい場合は「UTMのメーカーおすすめ比較ランキング5選」をご覧ください。
価格(評価|★★★☆☆)
CheckPoint(チェックポイント)のUTMは、PC20台ぐらいのスペックで初回設置や機能保守などのサービス込みで約50万円の費用がかかります。
本体価格も約40万円以上で、規格によって価格帯がことなります。
他社と比較しても価格は相場的で、WebやSNS上では料金に関連する評判も多数みられます。
性能(評価|★★★☆☆)
CheckPoint(チェックポイント)のUTMは、500名もの同時接続可能なソフトウェアを導入しており、モバイルVPNにてセキュリティ管理されています。
また、WANとして「1x 10/100/1000Base-T RJ-45」「1x 1000BaseF SFP port」を採用。
さらに、LANでも「16x 10/100/1000Base-T RJ-45 ports」「2x 2.5GbE Base-T RJ-45」「16x 10/100/1000Base-T RJ-45 ports」を採用していることから拡張性の高いネットワークセキュリティを構築できるでしょう。
ただし、主流の1600/1800シリーズでは、Wi-Fi非対応ですので導入時は注意が必要です。
ファイアウォールのスループット(評価|★☆☆☆☆)
CheckPoint(チェックポイント)のUTMのうち、1,600シリーズと1,800シリーズで、実環境のファイアウォールのスループットが異なります。
機種名 | ユーザー数 | ファイアーウォールスループット |
CheckPoint 1530 | 15 | 1,500Mbps |
CheckPoint 1550 | 50 | 2,000Mbps |
CheckPoint 1570 | 100 | 4,800Mbps |
CheckPoint 1590 | 200 | 6,400Mbps |
CheckPoint 1600 | 300 | 8,000Mbps |
CheckPoint 1800 | 400 | 17,000Mbps |
全体的に見るとかなり違いがあります。
今回は20台規模のUTMの比較ですので、見ても他メーカーと比べて遅いです。
少なくとも2000Mbps(2Gbps)は欲しいところです。
ただ、ラインナップを見て分かるかと思いますが、かなり大企業向けのUTMなので、ターゲット層がそもそも違うという部分では単純に遅いとは言い切れないです。
国内シェア(評価|★★★☆☆)
日本国内において、CheckPoint(チェックポイント)のUTMのシェアは高くありません。
具体的な国内シェア率は公表されていませんが、企業にあまり導入が進んでいないのは、中小企業に目を向けていない可能性があります。
しかし、海外に視野を広げると、世界シェアNO1という実績がありあます。
本社がある国(評価|★★☆☆☆)
CheckPoint(チェックポイント)の本社があるのはイスラエルです。
日本人でイスラエルと聞くと戦争やテロというイメージがあると思います。
そんな国が本社のメーカーとか怪しい!と思われるかもしれませんが、実はUTMはそういった情報が命取りになる様な国の方が性能が良かったりします。
なので、日本人目線という意味では★2にしていますが、UTMの事を分かっている人なら★5にしています。
総合評価
総合的には5社中5位という結果にしていますが、基本的にチェックポイントのUTMはそこまで悪くありません。
あくまでも有名な5社の中で言ったらという感じです。
UTMメーカーはゴロゴロいますので、よく分からないメーカーだったら圧倒的にチェックポイントの方が信頼性はありますね。
さいごに|チェックポイントの評判を参考にしてUTMを選ぼう!
今回は、CheckPoint(チェックポイント)の評判について考察してきました。
大企業であれば他社と比較しても初回導入にかかる費用は高めですが、スループット数値は業界でもトップクラスです。
また、基本的には中小企業を対象としたサービスが主軸として展開されていますが、100名を超える大企業でも対応可能です。
ぜひ、この機会にCheckPoint(チェックポイント)のUTMを導入してみてはいかがでしょうか。
最新記事 by 堀田直義 (全て見る)
- 【2022年度最新】おすすめ!UTMに関連する助成金一覧 - 2022年4月29日
- ロードバランサーとは?UTMの負荷を分散する仕組みを解説! - 2022年4月19日
- ネットバンキング被害を防止!UTMの役割について解説! - 2022年4月19日
- UTMが必要な業種とは?期待できる効果など解説! - 2022年4月16日
- UTMでスパム対策!迷惑メールを撃退する方法を解説! - 2022年4月16日