【2024年最新版】UTMのリース料金の相場は?購入価格も紹介!
目次
UTMのリース料金や購入金額の相場は?
5年ライセンス | 6年ライセンス | 7年ライセンス | |
PC20台以下 | 月額10,000円 (価格50万円) |
月額8,800円 (価格55万円) |
月額8,500円 (価格60万円) |
PC50台以下 | 月額15,000円 (価格80万円) |
月額13,600円 (価格85万円) |
月額12,900円 (価格90万円) |
PC100台以下 | 月額20,000円 (価格105万円) |
月額17,600円 (価格110万円) |
月額16,500円 (価格115万円) |
結論から紹介をすれば上記が相場となります。
UTMの基本構成は「UTM本体+センドバック保守+設定費用」
OA機器会社がエンドユーザーに提示する見積書は「UTM本体+センドバック保守+設定費用」という内容が正式です。
コラム::UTMの先出しセンドバック保守とは?【壊れた場合の無償交換】
所謂これがUTMの本来の形です。
センドバック保守は、メーカーが故障の切り分け作業で、UTM側に問題があった際に無償で交換が可能なオプションで、UTM単体には電話サポートぐらいしか付いていません。
上の表はこれら全てコミでの金額の相場となっています。
他サイトのUTM相場は現役営業マンからみて間違っている!
UTMの相場を紹介しているサイトがいくつかありますが、ぶっちゃけ現場に出ていないアフィリエイターが定価から推測して書いたとしか思えない金額です。
自社でUTMを提供している弊社からすると20万円以下や30万円以下が一般的な相場と思えません。
基本的に相見積もりで最終選考に残る設立10年の弊社でも、OA機器専門会社としてやってきて30万円未満の見積書は過去に4件しか見た事がありません。
その様な見積書だと販売店の粗利益は恐らく5万円以下。サポート等も付けて販売すると人件費で原価割れしてしまいます。
ライセンス期間が長い方が金額が安くなる理由
上の表を見てお気付きになられて違和感がある方はいないでしょうか?
通常、ライセンス期間が長い方が購入金額としては高くなる傾向になります。
しかし、UTMの場合は長ければ長い程金額が安くなるのです。
ちなみに、UTMの場合ライセンス期間とPC台数によって料金が変化します。
PCの台数の定義ですが、一応UTMの仕様書の「ユーザー数」でカウントしております。
ただ、このユーザー数というのは=PCの台数ではなく、管理する人のアカウント数です。
その為、ユーザー数を超えてもその2倍程のPC台数であったら問題ないでしょう。
理由①|リース期間=ライセンス期間だから
UTMの場合はライセンス期間までのリース期間しか組む事が出来ません。
【×】5年ライセンスのUTMを6年リース
【〇】6年ライセンスのUTMを6年リース
【〇】7年ライセンスのUTMを6年リース
その為、単純に分割回数が多い長期リース程月額が下がります。
ちなみに、UTMの途中でのライセンス延長は出来ないメーカーがほとんどですので、再リースをしたとしてもライセンス期間最終日で更新は止まり、アップデート出来はされません。
VPNルーター機能やWi-Fi機能は生きていますので、それ目的だったら再リースもありかなと思います。
理由②|ライセンス期間が長くても原価は微々たるもの
同じ機種のライセンス期間が5年と6年の原価の差というのはいくらか想像が出来ますでしょうか?
実は高くても3万円です。普通は2万円ぐらいです。
あくまでも相場という事書いていますので、上の表では5万円ぐらいの価格の差にしております。
なので50万円と52万円ぐらいの差で1年間のライセンスの違いが発生しますので、ぶっちゃけ長期であればあるほどお得なんです。
もし、代理店からライセンス期間の違いだけで10万円以上の金額の差が有る様でしたら、それはぼったくりという言葉に近いと思っております。
10万円20万円のUTMはUTMじゃない!
UTMは色々なセキュリティを詰め込んだパッケージ商品な訳ですが、10万円や20万円といった価格帯のUTMもあります。
それらの定価の安いUTMは「必要な機能を抜いている」もしくは「ライセンス期間が短い」という製品で、それであったらUTMじゃなくてウイルスソフトで良い気がします。
また、仮に定価が格安のUTMに一般的な機能があったとしても、全てのセキュリティを同時で動かすほどのパワーはありません。
「ユーザーの要望に頑張って対応し、ファイアウォールもIDS(侵入検知システム)/IPS(侵入防御システム)もアンチウイルスも……とあれもこれも追加したところ、機能は充実したが、全ての機能を動作させると低価格な製品、シリーズだとボトルネックになってしまって、結局それで動かしているのはファイアウォールだけになっている」という残念なケースが僕の周りでもけっこうありました。
引用:「UTMはもう古い」と断言できるこれだけの理由。中小企業にとって「今」必要なセキュリティ対策とは
上記の引用記事ではUTMを批判していますが、UTMの基準を満たしていないUTMがあるので、この様な評判になっています。
特にシェアがNO1のフォーティゲートはバンドル制で、必要な機能をカスタマイズが出来る反面、安い構成にしてしまって意味のないUTMになってしまいがちです。
UTMの原価は定価の25%
ご想像は出来ると思いますが、UTM自体の原価は25%前後が一般的な販売会社の卸金額となります。
全国的にも拡販台数が上位の代理店で15%ぐらいとかのはずです。
そこに「センドバック保守」「設定料金」等が含まれてきます。
なので、エンドユーザーに提示する金額が高くなる理由は、ほとんどが営業の人件費という事になります。
弊社が安く提供できる理由としても営業を一切していないからです。
原価率自体は普通の販売店さんと同じぐらいですね。
基本的にどこの販売店から導入しても商品やサポート体制は全て同じですので、なるべく安い方がいいですね。
UTM
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