UTM5,300円~
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仮想UTMの共有ディレクトリとは?運用手順と全体の流れも紹介!

UTMを仮想化することで、セキュリティ面が向上したりコストが削減できたりすることが可能。また、共有ディレクトリの運用も容易になります。

 

本記事では、仮想UTMにおける共有ディレクトリの取り扱い方法について解説しています。

 

ぜひ、最後までご覧ください。

 

仮想UTMにおける共有ディレクトリとは?特徴や仕組みについて解説!

仮想UTMにおける共有ディレクトリとは?特徴や仕組みについて解説!

 

UTMを日本語に訳すと「総合脅威管理」で、悪意のある第三者による脅威から社内ネットワークを保護するために、複数のセキュリティ機能を統合的に管理・実行するソリューション(解決策)。そして、この「総合脅威管理」を実行する機器がUTM機器です。

 

UTMには、いくつかの種類があり、仮想UTMはその1種。特徴は、ハードアプライアンスにVPSを組み合わせ、複数のセキュリティ機能を統合的に管理・実行していることです。

 

ちなみにVPSは「Virtual Private Server」の略で、仮想化技術を利用することで1台の物理サーバー上に複数の仮想サーバーを構築し、その構築した仮想サーバーをユーザーごとに割り当てて提供するサービス。

 

この仮想UTMであれば、共有ディレクトリの運用が容易になると言われていますが、そもそも仮想UTMの共有ディレクトリはどういった仕組みなのでしょうか。

 

ここでは、仮想UTMの特徴から共有ディレクトリの仕組みについて解説しています。

 

 

仮想UTMの共有ディレクトリの仕組み

ディレクトリとは パソコン上に保存されているデータを分類したり整理したりするための書類入れのイメージに近いです。

 

その書類入れを他のコンピュータと一緒に使えるように設定したのが共有ディレクトリ。この共有ディレクトリを活用すれば、複数コンピューターでの共同作業が大変容易になります。

 

しかし、ネットワーク上の誰でもアクセスできる状態にしているとセキュリティ上の問題が発生しやすくなってしまうため、適切なアクセス管理をしておかなければなりません。

 

UTMであれば、そのアクセス管理が可能で、仮想UTMの方が設定と運用が容易でしょう。

 

 

UTMの仮想マシンの特徴

仮想UTMの方が、共有ディレクトリの設定と運用が容易になるだけでなく、UTMの仮想マシンには下記のような特徴があります。

 

  • 物理的UTMよりコストが削減できる
  • 状況に合わせて柔軟に機能をカスタマイズできる
  • 複数のOSでシステムの稼働状況を確認できる
  • 故障や老朽化に関する対応が不要

 

ただし、すべての面で物理的UTMより優れているということではありません。

 

UTMを仮想マシン化するメリットや仮想化する方法を詳しく知りたい方は、「UTMで仮想マシンが構築可能!その実装方法について解説!」の記事をご覧ください。

 

 

仮想UTMからUbuntuを取り込む方法は?共有ディレクトリの運用手順も解説!

仮想UTMからUbuntuを取り込む方法は?共有ディレクトリの運用手順も解説!

 

仮想UTMを構築する手段として、Linuxで構築する方法があります。

 

Linuxは、世界で最も普及していると言われているオープンソースのオペレーティングシステム(OS)。公開されているプログラムを誰でも自由に入手し使用したり改変したり、再配布することができるため、Linuxをベースにして作られたOSが次々に誕生しています。

 

UbuntuもLinuxをベースに開発されたOSの1つで、「誰にでも使いやすい」のが最大の特徴です。

 

ここでは、Ubuntuを仮想UTMから取り込む方法と仮想UTMにおける共有ディレクトリの運用手順を紹介します。

 

 

仮想UTMからUbuntuを取り込む方法

Linuxで構築した仮想UTMにUbuntuを取り込むことで、操作性の向上が期待できます。

取り込む手順は、下記のとおりです。

 

  1. 公式サイトからUbuntuをダウンロード
  2. 仮想マシンを作成して実行
  3. 仮想UTMにUbuntuをインストールする
  4. Secure Shellを紐づける

 

Secure Shell(SSH)は、主にLinux系OSなどで利用されるネットワークを通じて別のコンピュータを安全に遠隔操作するためのプロトコル。紐づけを行うことで、すべてのネットワーク上の通信が暗号化されるため、通信の安全性が向上します。

 

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仮想UTMにおける共有ディレクトリの運用手順

次に、仮想UTMの実用的な共有ディレクトリの運用手順をみていきましょう。

 

M2macから仮想UTMのubuntuで共有ディレクトリを運用する手順を例に、全体的な流れを下記にまとめました。

 

  1. 仮想マシンの共有タブでVirtFSを選択
  2. ホスト側の共有フォルダを指定し仮想マシンを起動
  3. 起動したゲスト側で共有フォルダを作成し、フォルダをマウント

 

起動時にマウントするディレクトリとして「/etc」「/fstab」を指定することで共有されます。

 

 

さいごに|仮想UTMで共有ディレクトリを構築しよう!

さいごに|仮想UTMで共有ディレクトリを構築しよう!

 

今回は、仮想UTMにおける共有ディレクトリの仕組みや設定手順などについて解説してきました。

 

OSによって推奨される仮想マシンが異なりますので、公式サイトを確認しながら進めることが重要です。

 

この機会にぜひ、UTMを仮想化して共有ディレクトリを構築してみてはいかがでしょうか。

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業界歴10年以上の生粋のOA機器営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 UTMや複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格でUTMや複合機を全国にリース販売しています。