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RAID(レイド)とは?サーバーを高速化する仕組みなど解説!

RAID(レイド)によって、サーバーの容量を増やしたり高速化させてたりすることが可能。そのため、自社でRAID(レイド)を構築するケースもみられます。

 

本記事では、RAID(レイド)とサーバーとの関係性やその仕組みなどについて解説しています。

 

ぜひ、最後までご覧ください。

 

RAID(レイド)とは?サーバーを高速化する仕組みについて解説!

RAID(レイド)とは?サーバーを高速化する仕組みについて解説!

 

サーバーに蓄積されているデータ管理において、セキュリティ面だけでなく保全性なども配慮することが重要。サーバー自社管理している場合は、RAID(レイド)による安全な運用が求められます。

 

まずは、RAID(レイド)とは何なのか、その特徴について詳しくみていきましょう。

 

 

RAID(レイド)とは?

RAIDとは「Redundant Array of Inexpensive Disks(リダンダント・アレイ・オブ・インエクスペンシブ・ディスクズ)」の略称で、ハードディスクを分散させることにより、バックアップなどの保守や通信などの性能を向上させる技術です。

 

一般的にRAID〇(数字)と呼ばれる規格があり、数字が高ければ高性能と言われております。

 

自社で運用しているサーバーにトラブルが発生し業務が中断したり、取引先に多大な影響を及ぼすケースも少なくありません。

 

RAID(レイド)を構築することで下記の3つの特徴が図れるため、システムを安全に運用することができます。

 

  • 可用性:使用し続けられること
  • 冗長性:システムを多重化すること
  • 信頼性:破損しにくくデータ保全しやすいこと

 

RAID(レイド)によって、サーバーに蓄積されているデータは保全性が担保されるだけでなく、冗長性によって故障時やトラブルに強いシステムを構築することが可能。

 

企業運営において、データの破損や紛失は絶対に避けなければなりません。

 

 

サーバーの高速化!

RAID(レイド)には、分散処理機能を持たせることが可能であり、これがサーバーの高速化に繋がります。

 

一般的にはサーバーと併用してHDDやSSDを活用しますが、RAID(レイド)のなかでもストライピングによってシステムを分散し書き込み速度を向上させます。

 

他にも、サーバーのトラブル発生時の冗長性はシステムを安全に運用できるだけでなく、可用性に繋がり業務の高速化が図れます。

 

 

サーバーの構築化でおすすめ!RAID(レイド)の種類について解説!

サーバーの構築化でおすすめ!RAID(レイド)の種類について解説!

 

RAID(レイド)によるストライピングは、サーバーの高速化でおすすめの方法ですが、他にもいくつか種類が存在します。

 

まずは、RAID(レイド)の概要について、下表にまとめました。

 

RAID(レイド)の種類 概要
RAID0 ストライピング
RAID1 ミラーリング
RAID5 パリティ付属のストライピング
RAID6 ダブルパリティ
RAID10 RAID0とRAID1の混合

 

それでは、詳しくみていきましょう。

 

 

RAID0(ストライピング)

RAID0は、サーバーの高速化や大容量化に適したシステムです。

 

複数の領域が連なることで単体のシステムのようにみせ、データを分散管理することで高速化を図ります。

 

単体のRAIDコントローラーにストライピング数を乗じた数値が合計容量です。

 

 

RAID1(ミラーリング)

RAID1は、安全性を担保したシステムです。

 

冗長性を活かしたサーバー運用により、例えばシステムAで不具合やトラブルが発生しても、ミラーリングしているシステムBで補填できるところが特徴です。

 

 

RAID5(パリティ付属のストライピング)

RAID5は、ストライピング機能に一部の保全性を担保したシステムです。

 

パリティと呼ばれるデータ修復機能を備えており、万が一システムに不具合や故障が発生しても、業務に与える影響は最小限に抑えられます。

 

サーバーにパリティを含む分、速度が低下することが特徴として挙げられます。

 

 

RAID6(ダブルパリティ)

RAID6は、データの安全性と保全性が担保されたシステムです。

 

4部構成が一般的で、そのうち2部で不具合が発生しても、その影響は最小限に留めることができます。

 

パリティを2重で運用するため、サーバー容量がその分低下することが特徴として挙げられます。

 

 

RAID10(RAID01)

RAID10は、RAID0とRAID1を組み合わせたシステムです。

 

ストライピングによる高速化とミラーリングによる安全性の担保ができます。

 

サーバー容量が増大するところはデメリットの1つですが、さらにパリティによる修復が行われないことも特徴として挙げられます。

 

RAID10は、他仕様と比べてもコストパフォーマンスが低下する傾向にあるため、導入時はよく検討することをおすすめします。

 

 

 

さいごに|RAID(レイド)を構築してサーバーを高速化!

さいごに|RAID(レイド)を構築してサーバーを高速化!

 

今回は、RAID(レイド)とサーバーとの関係性について解説してきました。

 

サーバー構築において、可用性や冗長性、信頼性を担保することはシステムを運用するうえで重要な課題の1つ。HDDやSSDと組み合わせながらRAID(レイド)で構築することで、それら課題を改善できるでしょう。

 

この機会にぜひ、RAID(レイド)構築を検討してみてはいかがでしょうか。

サーバー

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業界歴10年以上の生粋のOA機器営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 UTMや複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格でUTMや複合機を全国にリース販売しています。