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UTM機能を備えたビートボックスとは?その特徴や仕組みを解説!

富士フイルムビジネスイノベーション株式会社によりプロダクトリリースされたビートボックスですが、UTMのようにネットワークセキュリティが強化されることで注目されています。

 

本記事では、ビートボックスの特徴やセキュリティ上の仕組みなどについて解説しています。

 

ぜひ、最後までご覧ください。

 

UTM機能を搭載したビートボックスとは?その特徴について解説!

UTM機能を搭載したビートボックスとは?その特徴について解説!

 

外部の悪意ある第3者によるサイバー攻撃を阻止してくれるUTM。大企業だけでなく、中小の企業でもインターネットを介した攻撃を受ける可能性があることから、社内外のネットワークにセキュリティ対策をしておく必要がありますが、UTMはその施策の1つです。

 

UTMの導入には、ビートボックスを活用するという方法があります。

 

ここでは、ビートボックスがどのような仕組みなのか、他にも搭載されている機能性についても解説しています。

 

 

ビートボックスの特徴

ビートボックスは、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社が中小規模事業者向けに提供している「beat/active」というネットワークセキュリティサービスを利用するのに必要となる専用機器のこと。

 

beat/activeは、安心で便利なネットワーク環境を簡単に低コストで実現できる富士フイルムビジネスイノベーションのbeatサービスの1つです。

 

このサービスには下記のような3つの仕組みが展開されており、利用者数やオフィスの拠点数などに応じて、最適なサービスを選ぶことができます。

 

  • 多層防御による強固なセキュリティシステムを実現できる
  • 簡単な設定でネットワーク運用の負担が軽減できる
  • 働き方の多様化に対応できる

 

beat/activeサービスは、多重化・冗長化で災害対策も考えたネットワークを複数拠点で構築したい方向けの仕組みで、少人数から大規模事業所まで広く利用が可能です。

 

 

ビートボックスに搭載されている機能

UTM機器に標準搭載されている仕組みには、下記の内容が挙げられます。

 

  • ファイアウォール
  • 不正侵入検知(IPS)
  • アンチウィルス
  • アンチスパム
  • Webフィルタリング など

 

これらの機能は、ビートボックスにも搭載されています。

 

標準搭載されている仕組みが、ルーター機能やファイアウォール、IPS、ログ収集、オンサイト保守機能。他にも、リモートアクセスサービスやWebコンテンツフィルタリングはオプションで搭載できます。

 

ビートボックスは1つの拠点に複数設置(3重化まで)することが可能。UTM機器による対策には、機器に不具合が起きるとすべてのセキュリティがダウンするというデメリットがありますが、ビートボックスを多重化しておけば1つに不具合が起きてもセキュリティ対策がダウンすることはありません。

 

また、多重設置することでネットワーク負荷が分散できることころは大きなメリットとなり得るでしょう。

 

 

ビートボックスによるUTMセキュリティ強化の仕組みを解説!

ビートボックスによるUTMセキュリティ強化の仕組みを解説!

 

もともとUTM機器に標準搭載されている機能に加え、富士フイルムビジネスイノベーションはサービスをさらに強化しました。

 

この取り組みによって、より快適で強固なサービスに成長しました。

 

 

インターネット接続手段の強化

1つ目の強化ポイントは、ビートボックスにおけるインターネット接続手段の多様性。ビートボックスではPPPoE方式を採用していましたが、それに加えてIPoE方式も利用できるようにしました。

 

PPPoE方式とは、電話回線を前提としたルールである「PPP(Point-to-Point Protocol)」をイーサネットへ応用した接続方式のこと。それに対してIPoE方式は、初めからイーサネットを通信に使う前提で開発された仕組みです。

 

またPPPoEの通信速度は最大1Gbpsなのに対し、IPoEの通信速度は最大10Gbps。そのため、ネットワーク設備の混雑が緩和でき、アクセスが集中する時間帯でも安定した通信品質を保つことが可能となりました。

 

 

VPN接続機能

もう1つの強化要素といえば、VPN接続機能が追加されたことです。

 

VPN接続のVPNとは「Virtual Private Network」の略で、日本語にすると「仮想専用通信網」のこと。簡単に説明すると、インターネット上に仮想の専用線をつくり、その仮想専用通信網を使って特定の人のみが利用できる専用ネットワークを構築することです。

 

VPN接続を使えば、互いにデータをやり取りする2つの拠点間を仮想的なトンネルで隔絶するトンネリングの設定が可能。さらに、パケットにアドレスを付与する「カプセル化」や不正アクセスを防ぐ「認証」、情報漏洩を防ぐ「暗号化」も設定できます。

 

この仕組みによってセキュリティ上、安全に情報やデータのやり取りができるようになります。

 

 

さいごに|ビートボックスを導入してUTMセキュリティを強化しよう!

さいごに|ビートボックスを導入してUTMセキュリティを強化しよう!

 

今回は、UTM機能を搭載した富士フイルムビジネスイノベーション株式会社のビートボックスについて解説してきました。

 

beat/activeによってビートボックスを多重化し、ネットワーク障害に強いインターネット環境を構築できます。

 

この機会にぜひ、ビートボックスの導入をご検討されてみてはいかがでしょうか。

UTM

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業界歴10年以上の生粋のOA機器営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 UTMや複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格でUTMや複合機を全国にリース販売しています。