UTMが必要な業種とは?期待できる効果など解説!
インターネットの普及により、より強固なセキュリティ対策は重要。企業にとって個人情報や重要データの流出は避けなければなりません。
なかでも「金融」「保険」など直接生活に影響を与える業種については、UTMによるネットワークセキュリティは必須です。
本記事では、UTMが必要な業種について解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
UTMが必要な業種の特徴を3つのポイントで紹介!
パソコンやその周辺機器を取り扱うような業種は、UTMによるセキュリティ対策は必要。しかし、具体的な特徴について理解できていない方もいることでしょう。
ここでは、UTMが必要な業種の特徴について、下記の3つのポイントで解説しています。
- 個人情報
- IT機器の配置
- 社内ネットワークの構築
それでは、詳しくみていきましょう。
顧客情報を取り扱っている
企業において、顧客情報は資産ともいえる重要な財産の1つ。しかし、企業内で取り扱っている固有の情報は「個人情報保護法」に基づいて運用されています。
法律上、企業内で管理している顧客情報が流出することは、絶対に避けなければなりません。
UTMを導入することで、クラッキングやスニッフィングを回避できます。
つまり、UTMが必要な業種の特徴として、顧客情報を取り扱っていることが挙げられます。
オフィスにさまざまなIT機器を配置している
オフィスにパソコンや複合機、その他のIT機器などを設置している場合は、UTMによるセキュリティ対策が必要です。
インターネット上には、エモテットのようなマルウェアやランサムウェアなどの脅威が存在し、ネットワーク対策は重要。UTMが必要な業種の特徴として挙げられます。
セキュリティにおいて外部対策だけでなく、情報流出などの内部対策も必要なケースがあり、UTMは包括したネットワークセキュリティの仕組みを構築することが可能。
中小企業だけでなく、大企業においてはエンドポイント対策も行う必要性があることから、UTMが必要な業種についても幅広いことが特徴です。
ネットワークを構築している
社内ネットワークは、オフィスの規模に応じてネットワークが構築されており、それに合致したセキュリティ対策が重要。
UTMが必要な業種のなかでも、ネットワークを取り扱っている企業は、特に意識しなければなりません。
例えば、外部ネットワークから直接内部ネットワークに接続している場合は、コンピュータウィルスなどがすべて流れ込んでくるため危険です。
なかには、ファイアウォールなどの単層でセキュリティ対策している企業もありますが、それだけでは不十分。そこで、UTMを導入し多層防御にてネットワーク対策を施すことが重要です。
UTMが必要な業種5選!機器の選び方のコツも紹介!
ネットワークセキュリティ対策が必要な業種については、前述したとおり、その特徴からみても多岐に渡ることが理解できたことでしょう。
しかし、UTMには各ベンダーによってスペックが異なり、選び方などで迷う方も少なくありません。
まずは、セキュリティ対策が必要な業種におけるUTMの選び方についてみていきましょう。
UTM機器の選び方のコツは?
UTMの選び方を間違えると、費用対効果やコストパフォーマンスなどで、ビジネスに甚大な影響を及ぼす危険性があるため注意が必要です。
セキュリティ対策が必要な業種におけるUTMの選び方には、主に下記の3つが挙げられます。
- 製造国
- ライセンス
- スループット
これらのポイントについての詳細は、「UTMの選び方は?抑えておくべきポイント3選!」の記事で解説しています。
UTMが必要な業種5選!
それでは、UTMが必要な業種について紹介していきます。
金融
金融は、UTMが必要な業種として挙げられる業界の1つ。各企業や団体、個人の資産情報などを取り扱っていることから、十分なセキュリティ対策が必要です。
保険
保険業界も、UTMが必要な業種の1つです。クレジット決済などの取扱いも多く、セキュリティ対策によって、個人情報の流出は避けなければなりません。
システム開発
システム開発では、構築時に脆弱性が頻発しやすいため、UTMが必要な業種として挙げられます。十分にネットワーク対策を施し、円滑な業務が遂行できるような環境を構築しなければなりません。
Web制作
Web制作業界は、インターネットを活用して業務を行うことから、UTMが必要な業種として挙げられます。外部対策だけでなく、内部対策にも十分配慮しなければなりません。
EC
EC業界は、クレジット決済や銀行決済などの電子取引を主に活用することから、UTMが必要な業種といえます。商品やサービスの売買時において、万全のセキュリティ対策を行う必要があります。
UTMが必要な業種が導入して期待できる効果を解説!
UTMを導入することで、十分なネットワークセキュリティ対策が行えます。
特にUTMが必要な業種として、前述した業界が挙げられますが、実は他にもインターネットを利用している企業はすべて該当します。
UTMを導入して期待できる効果といえば、主に下記の3つです。
- 手軽にネットワークセキュリティ対策が行える
- コストパフォーマンスの向上
- 運用と管理が容易
これらは、UTMを導入するメリットにも繋がります。
コラム:UTMとは?導入のメリットやデメリットを詳しく解説!
さいごに|UTMが必要な業種は数多く存在する!
今回は、UTMが必要な業種について解説してきました。
「金融」「保険」など挙げましたが、インターネットを利用している企業においては、いずれもUTMの導入によるセキュリティ対策は不可欠。リスクを回避するためにも、ぜひ導入をおすすめします。
UTMには、各ベンダーでスペックが異なります。
オフィスの規模や目的に応じて、UTMを選ぶことが重要です。
UTM
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