UTM設置後にPCが重くなる原因とは?3つのパターンで検証!
UTMを設置すると、PCが重くなるというケースがみられますが、何が原因なのでしょうか。
もしかすると、UTM以外に原因があるのかもしれません。
本記事では、UTM設置後にPCが重くなる原因について解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
PCが重くなる原因とは?
何らかの原因でPCが重くなるケースは数多くみられます。
オフィスで仕事中に画面がフリーズしたり、処理が遅くなったりすることで、業務に支障をきたすことがあります。
PCが重くなる原因は、主に下記の2つが挙げられます。
- バックグラウンド処理
- CPUへの過剰な負荷
実は、UTMが原因で、直接PCが重くなることはあまりありません。
上記のとおり、一般的にはPC機器への負荷によって遅延が発生。
例えばソフトウェアのアップデートなど、バックグラウンド処理が行われていたり、ネットワーク利用によってCPUに過剰な負荷がかかったりすることでPCが重くなることがあります。
UTM設置後にPCが重くなる原因を3つのパターンで検証!
UTM設置後に、PCが重くなることがありますが、プロバイダーなど他のケースでは解決できないこともあります。
ここでは、本当にUTM設置後、PCが重くなる原因とその対処法について解説しています。
今回、紹介するパターンは、下記の3つ。
- UTMに過剰な負荷がかかる
- UTM自体のスペック
- 通過するデータが膨大
それぞれの事象について、詳しくみていきましょう。
UTMに過剰なネットワーク負荷がかかる
実は、本当にUTMが原因でPCが遅くなるケースがあります。
それは、UTMメーカーが推奨するデバイス数以上を接続し、想定している負荷を大幅に超えてしまった場合。
いくらUTMがネットワーク脅威に対して有効な手段とはいえ、1台でサポートできるボリュームは限られており、それ以上のセキュリティ対策を期待することはできません。
取扱説明書にも記載のとおり、接続できる推奨デバイス数やルールに基づいた用途で使用しましょう。
UTM自体のスペック
UTMは、数多くのメーカーがプロダクトリリースしており、それぞれの機種でスペックが異なります。
スループットは、UTMの性能を見極める重要なポイントであり、機種選びでも重要な指標の1つ。
PCが重くなる事象も解決できるため、より処理速度の速いスループットを保持するUTMを選ぶことは重要です。
コラム:UTM選びでスループットを重要視した方が良い理由とは?
UTM自体のスペックは、スループットにも大きく影響することから、PCが重くなる場合はこれが原因かもしれません。
用途と目的に合ったUTM機種を選びましょう。
通過するデータが膨大過ぎる
UTMは、絶えずネットワーク上で膨大なデータのやり取りを行います。
そのなかで、画像や動画などのボリュームの高いデータを取り扱う場合は、UTM内で処理時間がかかるケースも少なくありません。
また、コロナ禍におけるテレワークや在宅ワークが普及したことによるネットワーク会議なども、UTMを通過するデータ量が膨大になる原因といえます。
前述したスループットにも影響しますが、UTMが従来持つスペックに大きく左右されることは意識しておきましょう。
さいごに|PCが重くなる原因はUTMとは無関係!
今回は、UTM設置後にPCが重くなる事象について解説してきました。
UTMが従来持つスペックによって、処理速度は変化しますが、そもそも原因が他にある可能性もあります。
本記事では、プロバイダーの速度制限を例に挙げましたが、他にもさまざまな要因でPCが重くなるケースがあります。
このように、一般的にはPCが重くなることとUTMは無関係であることも多いため、先入観を持った間違いをしないように注意しましょう。
UTM
最新記事 by 堀田直義 (全て見る)
- ファイルサーバーの速度が遅い原因は?その対処法についても解説! - 2023年3月17日
- ファイルサーバーにおける共有設定の方法について解説! - 2023年3月16日
- ファイルサーバーをSaaSでクラウド化するメリットについて解説! - 2023年3月16日
- ファイルサーバーの権限とは?設定すべき理由とその手順を解説! - 2023年3月15日
- 株式会社じむや|名古屋でUTMを格安リース販売【でら安い!】 - 2023年2月15日