中古UTMのデメリットは?ライセンス期間が過ぎると更新されない!
中古UTMは、ライセンス期間が過ぎると更新されないため使用することはおすすめできません。
本記事では、中古UTMで注意すべきポイントについて解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
中古UTMのメリットとは?安くなる理由についても解説!
UTMを導入することでファイアウォールやアンチウイルスゲートウェイ、不正侵入検知、防御(IDS/IPS)などのセキュリティを1つの機器に集約できます。
しかし、導入するためには、機能が統合されているUTM機器が必要です。
この機器はレンタルやリースで手に入れることもできますが、購入することも可能。しかし、購入するとなるとレンタルやリースよりも高い導入コストがかかります。
購入によって少しでも導入コストを下げたいのであれば、中古UTMを購入することをおすすめします。
ここでは、中古UTMのメリットや導入コストが下げられる理由について解説しています。
中古UTMのメリット
中古UTMのメリットは、何といっても新品で購入するよりも安く買えること。販売価格からそのUTMの人気が推測可能なのも、中古UTMのメリットといえるでしょう。
UTMは、各メーカーからさまざまなスペックを搭載した製品が登場しています。
新品はメーカーが設定した小売価格のため、販売価格からそのUTMの人気を推測することは困難を生じます。
一報で中古品の価格は、その製品が人気品か不人気品かというところも価格を決定する要素として大きな影響を及ぼします。
人気品は需要が多いため価格が高くなり、不人気品は需要が少ないと判断されて価格は低くなりがちです。
人気が高く、安い中古のUTMが求めるコストパフォーマンスを生み出すことがあるため、機能性で選ぶのもよいですが不具合が起きにくいなどの耐久性も考慮するとよいでしょう。
中古UTMが安い理由
そもそも、なぜ中古UTMは安いのでしょうか。
中古品は新品よりも販売価格が安いところが特徴的ですが、それは過去に他の誰かが使用したことがあるため。特にUTMのような電子機器の場合、使うことでさまざまな部品が劣化していくため、未使用品よりも故障する可能性が高いことから価格が安くなっています。
ただし、その製品がなかなか手に入らないプレミア品であれば、電子機器でも新品より中古品の方が高くなるケースもあります。
さらにUTMの場合、ライセンス期間も安くなる要因の1つ。UTMに内蔵されているアンチウイルスなどのセキュリティのソフトウェアは、使う権利に有効期限が設けられています。
ライセンス期間内であれば、セキュリティを最新の状態に更新可能。しかし、期間を過ぎてしまうと最新の状態に更新できなくなってしまうため注意しましょう。
ライセンス切れになっても機器が使えなくなるということはありませんが、最新の状態に更新できなくなるとセキュリティ対策としては意味をなしません。
ライセンス期間は、初回購入の時点から期間がカウントされるため、中古UTMだと新品よりも期間が短くなっていることもあり注意が必要です。
中古UTMの注意点は?ライセンス期間が過ぎると危険!
新品よりも中古UTMなら、導入コストが下げられます。
しかし、中古UTMでの導入には注意しなければならないポイントがいくつかあります。
ここでは、中古UTMを導入する場合の注意点を紹介します。
セキュリティ強度の低下
中古UTMは、前オーナーが手放してから、内臓されているセキュリティのソフトウェアが更新されていません。
多くのセキュリティソフトは、世界中のウイルスを監視して新しいウイルスが発見されると最新版に更新します。
そのような最新版への更新があることから、新種のウイルスでも侵入を防ぐことができるのです。
そもそも中古UTMは、最新版への更新が行われていないことで、セキュリティ強度が低下しているところは留意すべきポイントの1つ。備わっているセキュリティ機能では、悪意のある第3者の新たな攻撃方法に対応できない可能性もあるため注意しましょう。
終息機種はライセンス更新ができない
購入した中古UTMのライセンスがまだ残っていれば、内蔵されているソフトウェアの更新ができますが、ライセンス切れになっていたらセキュリティとしては意味をなしません。
ライセンス切れに陥っていても、そのUTMが現行機種であればライセンスの終了期限まで遡って再契約すれば更新可能。しかし、この再契約で更新できるのは現行機種であった場合のため、終息機種だった場合は再契約更新はできません。
中古UTMのなかには、すでに終息機種となっている場合あるため注意しましょう。
さいごに|中古UTMはライセンスが更新できないことがあるため要注意!
今回は、中古のUTMについて解説してきました。
ライセンス契約において注意すべき点がありますが、期間が過ぎて終息機種になると更新できないため使用し続けることはおすすめできません。
中古UTMの取り扱いには、十分注意しましょう。
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