UTMの再リースは意味がない?その理由と対処法について解説!
UTMの再リースはライセンス契約など、今後のサポート内容に影響するため注意が必要。結論からいえばUTMの再リースは、ライセンス期間が終了したらコンピューターウィルスのセキュリティプログラムを原則更新できないため、意味がありません。
本記事では、UTMの再リースについてライセンス期間の関係上、意味のないことについて解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
UTMの再リースは意味がない!その理由について解説!
UTMのリースといえば、初期費用を抑えることができることなどがメリットとして挙げられますが、その一方で所有権がなかったり一括購入するよりも高額なケースがみられます。
UTMのリースについては「UTMのリース料金の相場は?購入価格も紹介!」の記事で詳しく解説しています。
ここではUTMの再リースについてふれますが、リース特有のデメリットだけでなくセキュリティのプログラムが更新できないため、実はおすすめできません。
それでは、詳しくみていきましょう。
ライセンス期間が関係している
UTMにはライセンス契約がありますが、リース期間とは別で考えなければなりません。
一般的には、UTMをリースする期間と同等のライセンス期間を契約します。
つまり「リース期間=ライセンス期間」ということ。基本的にはUTM契約中に、ライセンス期間を延長することはできません。
そのため、再リースしてもライセンス期間が終了してしまい、セキュリティ面では意味がなくなります。
セキュリティのプログラムを更新できない
UTMを再リースする場合は、ライセンス契約が終了しているケースがあるため、セキュリティインシデントが発生する可能性は十分あります。
ライセンス契約が終了していることで、セキュリティプログラムが更新されないことに起因しますが、これは契約終了後に発生したコンピューターウィルスプログラムに限られます。
更新されないことで従来のセキュリティ強度しか保てないため、定期的な保守は重要。前述したとおり、ライセンス契約の延長は原則としてできないため、再リースする際はその点に注意しなければなりません。
旧型のUTMを使い続ける
導入当時は最新型としても、UTMのリース期間は少なくとも5年以上です。
インターネット業界は刻々と変化しているため、年数が経過すれば型落ちすることは必至。その結果、リース契約が終了するころには一般的に、旧型と位置づけられます。
当時は性能がよくても時代とともに、その精度は劣化するものです。
ここでいう性能とはアンチウイルス等の基本的な部分ではなく、スループット等の速度や機能面の事を指します。
基本的な対ウイルスに対しては、ライセンス期間中であれば随時アップデートされていきますので、この点に関しては古い新しいはあまり関係ありません。
もしUTMを再リースする場合は、旧型を使い続けなければならないこともあるため注意しましょう。
UTMを再リースする以外の対処法とは?その具体的な方法も解説!
UTMを再リース契約するにはいくつか問題点がある、ということについては前述したとおりです。再リースすることに意味がなければ、どのようにすればよいのでしょうか。
結論としては、再リース以外の方法で契約すればよいです。
ここでは、UTMにおけるリース以外の導入方法として「一括購入」「レンタル」について解説しています。
詳しくみていきましょう。
一括購入
UTMは一括購入することでトータル金額でみると、リース契約するよりも節約できる場合があります。
また、UTMの所有者になれるのも大きなメリットの1つ。さらに会計上、費用として資産計上できるため減価償却などで節税対策にもなります。
UTMを再リースするよりもメリットがありますので、検討してみてはいかがでしょうか。
レンタル
UTMはレンタルすることも可能。リース契約とは異なり、中途解約ができるところは、柔軟性を感じられます。
UTMを使い続けているうちに使用性が低下し、中途解約したいケースは珍しくありません。
再リースする前に今後、「本当に必要なのかどうか」ということについて、よく検討することが重要。使用したい期間が限定的な場合などにおすすめの方法です。
さいごに|UTMを再リースするのは意味がない!
今回は、UTMを再リースする意味がないというテーマで解説してきました。
一般的にUTMは、ライセンス期間が終了すればコンピューターウイルスのセキュリティプログラムが更新できないため、その後何らかの不具合やトラブルの発生が懸念されます。
常に新しいコンピューターウィルスが登場する現代社会において、ネットワークセキュリティの問題はシステムや情報を守るためにも重要な課題といえます。
UTMの再リース以外にも、一括購入などの方法がありますので、改めてよくご検討ください。
UTMにおけるリース料金の相場については、こちらの記事で詳しく解説しています。
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