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UTMにおけるプロトコルとは?ルールに基づいた運用方法など解説!

UTMによるインターネットセキュリティ対策では、プロトコルによる通信規格の制御、ルールに基づいた運用が不可欠です。

 

本記事では、UTMにおけるプロトコルの重要性やルールに基づいた運用方法などについて解説しています。

 

ぜひ、最後までご覧ください。

 

プロトコルとは?UTMにおける重要性について解説!

プロトコルとは?UTMにおける重要性について解説!

 

UTMにおけるプロトコルとは、多層防御を制御するうえで重要な通信規格とそのルールのこと。

 

UTMなどを含むネットワーク上の各ノードの通信規格が異なれば、連携が取れず接続することさえできません。

 

まずは、プロトコルの特徴から、詳しくみていきましょう。

 

 

プロトコルとは?

プロトコルとは、IT用語の1つで「インターネットにおける通信規格」のこと

 

一般的には、WindowsやMacなどいずれのOSで、TCP/IPプロトコルが標準で採用されています。

 

これをネットワークに接続することでインターネットを活用することができますが、UTMも同様にTCP/IPプロトコル上に設置することで、各ノードと連携させることも可能。

 

結果として、ネットワークセキュリティの向上に寄与します。

 

 

UTMとの関連性は?

プロトコルにおいて安全なネットワーク環境を構築するには、同一のルールに基づいた運用方法を実現しなければなりません。

 

セキュリティの観点からいえば、UTMをプロトコルに遵守した流れで運用することは不可欠。多層防御による仕組みを安全に活用するには、プロトコルに沿った手順で運用し続けなければなりません。

 

例えばUTMは、TCP/IPやUDPのプロトコルに準拠します。

 

  • TCP:伝送制御プロトコル
  • IP:伝送先や仕組みを制御するプロトコル
  • UDP:高速伝送にて制御するプロトコル

 

しかし、UDPは原則として伝送先の確認をせずに処理を進めるプロトコルのため、UTMにおけるセキュリティの観点からリスクが伴うケースがあることは認識しておかなければなりません。

 

しかし、後述する設定などでそのリスクを回避することが可能。具体的な方法については、次章で詳しくみていきましょう。

 

 

 

プロトコルに基づいてUTMを運用する方法について解説!

プロトコルに基づいてUTMを運用する方法について解説!

 

UTMは、プロトコルを遵守した運用が求められます。

 

例えば、UTM機能の1つでもあるアンチウィルスに対応しているプロトコルには「HTTP」「POP3」「SMTP」「FTP」「IMAP」「MAPI」などが挙げられます。

 

しかし、UTMの大枠はTCP/IPやUDPのプロトコルに準拠していることから、その仕組みを遵守することは重要なポイント。具体的な方法としては、下記のとおりです。

 

  1. データ伝送先の特定
  2. 伝送方法におけるルールの取り決め
  3. 伝送先の到達確認
  4. 再送

 

それでは、プロトコルに基づいたUTMの運用方法について、さらに詳しくみていきましょう。

 

 

対応しているプロトコルの種類は?

UTMが対応している一般的なプロトコルの種類を下記にまとめました。

 

  • HTTP:Webブラウザとサーバー間の取り決め
  • POP3:メールサーバーと対象のクライアントとの伝送ルール
  • SMTP:メールを送信する際のルール
  • FTP:ファイル転送の通信プロトコル
  • IMAP:メールを受信する際のルール
  • MAPI:APIによるメッセージングアーキテクチャ

 

このように、さまざまなプロトコルが組み合わさり、UTMのセキュリティを担保しています。

 

また、これらのプロトコルに基づいて多層防御機能が運用されていることから、外部脅威によるサイバー攻撃を防止することが可能。

 

また、UTMがネットワークセキュリティに効果を発揮する理由にも繋がります。

 

 

プロトコルの運用方法は?

それでは、UTMにおいてプロトコルはどのように運用すればよいのでしょうか。

 

結論からいえば、TCP/IPやUDPレベルでいえば特に何もすることはありません。

 

しかし、アンチウィルス層レベルで運用されるPOP3やSMTPなどのプロトコルはノードにて、セキュリティの強度など設定が必要な場合があるため注意が必要。

 

基本的には前述したプロトコルはUTMの初期設定として組み込まれており、ユーザー側で特に意識する必要はありませんが、場合によっては操作しなければならないことは留意しておきましょう。

 

 

 

さいごに|プロトコルを遵守しながらUTMを運用しよう!

さいごに|プロトコルを遵守しながらUTMを運用しよう!

 

今回は、UTMにおけるプロトコルの重要性やルールに基づいた運用方法などについて解説してきました。

 

多層防御の特性上、プロトコルによる制御が不可欠ですが、その仕組みは複雑で理解しにくい箇所もあったことでしょう。

 

しかし、UTMにおいてプロトコルの概念を理解することは運用するにあたって必要なこと。ぜひ、この機会にプロトコルを遵守しながらUTMを運用できるよう努めてください。

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業界歴10年以上の生粋のOA機器営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 UTMや複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格でUTMや複合機を全国にリース販売しています。