ランサムウェアとは?UTMで防御できる仕組みを解説!
- 「ランサムウェアとは何?UTMで防御できる理由も知りたい!」
- 「ランサムウェアの変遷について知りたい!」
- 「ランサムウェアの近年の傾向について知りたい!」
- 「UTMでランサムウェアを防御できないケースを知りたい!」
- 「UTMでランサムウェアを防御する!安全にネットワーク構築するための対処を教えて!」
今、この記事を読んでいる方は、上記のことについて関心を持っているのではないでしょうか?
UTMには、ランサムウェアを防ぐ機能が搭載されており、セキュリティ対策の手段としては有効です。
本記事では、UTMで実践できるランサムウェア対策と防御できる仕組みについて解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
ランサムウェアとは?UTMで防御できる理由について解説!
UTMでランサムウェアを防御できる仕組みに、多層防御が挙げられます。
コラム:UTMの多層防御とは?その仕組みと有効な理由を解説!
複数に重なったセキュリティ構造により、ネットワーク上に存在する脅威から守ってくれます。
まずは、ランサムウェアの特徴からみていきましょう。
ランサムウェアとは?
ランサムウェアとは、システムをロックして使用者が操作できない状態を仕掛けたり、重要なファイルに鍵をかけたりして閲覧できなくする手口のこと。
ランサムという言葉は、「身代金」を意味することから、どのような仕組みなのかは想像がつくでしょう。
主に、メールなどのリンクによって感染します。
近年はニュースでも取りあげられるほど注目されており、急激な増加が報告されております。
「ランサムウェア」は、企業のパソコンなどにある機密データを勝手に暗号化し、復元の代わりに金銭を要求する不正プログラムで、警察庁によりますと、この「ランサムウェア」による被害が去年、全国で146件確認されたということです。
ランサムウェアによる被害をまとめた年間統計は初めてで、下半期のみを比べると去年は85件確認され、2020年の同じ時期に比べ4倍に増えました。
引用:Yahoo!ニュース
UTMの仕組みとは?
ランサムウェアの拡大によりUTMの普及が進み、セキュリティ対策の手段として注目されていますが、実はすべての脅威を防御できるということではありません。
UTMの仕組み上、多層防御によって大抵の脅威は防御できます。
しかし、多層防御の特性からみて、ランサムウェアに特化した対策はできません。
つまり、UTMだけでは高度で精度の高いランサムウェアが仕掛けてきた際に対応が困難だということ。
それでは、ランサムウェアに有効なセキュリティ対策は存在するのでしょうか。
その方法については、UTMとランサムウェア対策に有効な手段を併用することが挙げられますが、詳細については後述します。
ランサムウェアの歴史について考察!
そもそも何年くらい前からランサムウェアがあるのか知らない方もいることでしょう。
ここでは、上記について考察していきます。
1989年に出現した「AIDSTrojan」が始まりと言われています。
当時は、ハードディスクなどの外部媒体から感染してしまうケースが大半。感染後、ファイルを暗号化して、金を要求するケースが主流でした。
現在では、インターネット経由で感染してしまう場合が多いです。
その後、感染してしまったファイルだけでなく端末までもロックしてしまうランサムウェアが平成22年に出現しました。
上記の時期は、メールに添付されたファイルなどを通じて拡散されてしまい被害が拡大。データの復号ができる場合もありました。
しかし、「CryptoLocker」が平成25年に出現してからは、復号が難しくなってしまいました。
理由は、手口として、サーバーと通信して暗号化するケースが増えたからです。
ネットワーク上で共有するファイルも暗号化される被害も増えました。
2017年には、「WannaCry」が登場して猛威を振るったのです。
そのため、世界的に注目されることになりました。
なぜ猛威を振るうことになったのか気になる人もいることでしょう。
上記がさまざまな企業の情報セキュリティ強化のきっかけとなり、被害は一旦は少なくなりました。
少なくなりましたが、完全になくなったわけではありません。
ランサムウェアでの被害ケースがあるのが現状。「Maze」、「Ryuk」などが主で、企業にとってはUTMの必要性が伺えます。
また、標的や攻撃のしかたの傾向が異なる場合があります。
- Maze
- Ryuk
それぞれ詳しくみていきましょう。
Maze
データのコピーを窃取して身代金を支払わなければ、情報を公開するという脅迫も行うのがMazeです。
Mazeは、2019年に登場したランサムウェアで、企業や個人をターゲットにしています。
従来のランサムウェアは暗号化されたデータの復号を要求することが多いですが、Mazeランサムウェアはさらに情報を盗み出して公開するという2重の脅威を持っています。
ターゲットは、身代金を支払わざるを得ない状況に追い込まれます。
Ryuk
平成30年以降は、特に脅威といわれているRyuk。標的型攻撃を標的とした組織や企業にします。
つまり、Ryukは、主に企業や組織をターゲットにした標的型攻撃を行うランサムウェアだということ。感染すると、システム内の重要なデータが暗号化され、復号キーを得るために身代金を支払わなければなりません。
特に、企業ネットワークや医療機関などの重要インフラをターゲットにし、身代金要求額が非常に高額であることが特徴です。
UTMは必要!ランサムウェアの近年の傾向について考察!
ランサムウェアの近年における傾向からUTMの必要性ついて知りたい方もいることでしょう。
ここでの概要を、下記のポインでまとめました。
- 攻撃の増加
- 被害件数推移
- 必要な対策
それぞれ詳しくみていきましょう。
攻撃の増加
不特定多数の企業、組織に対してメールを送って感染させたうえで、身代金を要求するのが一般的でした。
近年では、標的を絞り、攻撃者がVPN機器の棒弱性などのセキュリティの欠陥を狙い標的とした相手のネットワークに侵入して、その後感染を広げる手口が中心になっています。
ランサムウェアを含め、サイバー攻撃については警視庁のデータを参考に後述します。
被害件数推移
ランサムウェアの被害件数は、近年増加傾向にあります。
警察庁サイバー警察局の「令和6年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」によると、2024年上半期の被害報告件数は、114件でした。

令和6年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について
前年度の2023年における94件と比較しても、20件の増加という結果でした。
必要な対策
ランサムウェアを含む外部からのサイバー攻撃が増加傾向にあるということについては、前述したとおりです。
そこで、対策としてはUTMの導入もおすすめ。必要なランサムウェア対策を怠ると、被害に合うリスクが高まってしまいます。
そのため、被害を最小限に留めるためにも対策することは重要です。
パソコンを安心して使うためにする「ソフトウェアやOSは最新の状態に保つ」「不審なリンクは開かない」などが基本的な対策です。
基本的な対策を日頃から注意して行うだけでも被害に合うリスクを軽減できます。
さらに暗号化可能な外付けストレージを活用してデータのバックアップを行うなどしておけば、感染が原因で起きる情報流出やデータの紛失、消失を回避しやすくなります。
UTMでランサムウェアを防御できないケースを考察!
UTMでランサムウェアの感染リスクは軽減できますが、すべての脅威を排除することはできません。
それでは、どのようなケースでランサムウェアを防御できないのでしょうか。
主に下記の2つのパターンが挙げられます。
- 未知なるランサムウェア
- すでに感染している
それぞれ詳しくみていきましょう。
未知なるランサムウェア
毎度、新しいマルウェアを入手して仕掛けます。
そのため、攻撃は高度にかつ速く進化しているといってよいでしょう。
日々確認されているマルウェアの数は、30万〜50万もあるといわれています。
そのうち、7割以上が未知のものだとされています。
被害に合うリスクを軽減するには、信頼できるアンチウイルスソフトを導入することが重要です。
すでに感染している
ネットワーク経由での情報流出を防ぐことが可能で、ネットワークの出入り口に設置されるセキュリティシステムのことをUTMといいます。
しかし、すでに感染した場合は対応するのが厳しいのが実情です。
ネットワーク外から直接ウイルスが侵入した場合や個々のコンピューターに侵入したウィルスの駆除などはできない場合があります。
ネットワーク上に存在する脅威は、セキュリティに関連する新技術の登場に伴い、刻々と進化し続けています。
そのため、未知なるランサムウェアが登場した場合、従来のUTMでは防御できないケースが発生してしまいます。
また、すでに各ノードにランサムウェアが感染している場合も同様。つまり、外部インターネットと社内ネットワーク間のランサムウェアであればUTMで検知できますが、エンドポイント単位では対処することが困難だということです。
UTMでランサムウェア防御!安全にネットワークを構築するための対処法を解説!
ランサムウェアの脅威に晒されながらインターネットを活用しなければならない現代社会において、UTMを活用して安全にネットワークを構築する対策も存在します。
UTMで1次防御を実践し、さらに次のセキュリティ対策でランサムウェアを駆逐するという考え方です。
その代表例として、ランサムウェアに特化したセキュリティソフトの併用が挙げられます。
「UTMとセキュリティソフトの違いは?両方必要な理由も解説」の記事でも取りあげているとおり、UTMとセキュリティソフトの併用は、安全なネットワーク環境を構築するためにも有効な手段の1つ。セキュリティ強化には、欠かせません。
また、各メーカーがリリースしているランサムウェアに特化した検知ツールも存在するため、オフィスに合った対策方法を模索することも重要です。
つまり、UTMと併用して実施できるランサムウェア対策は、下記の2つ。
- セキュリティソフトの併用
- ランサムウェア対策ツールの併用
それぞれ詳しくみていきましょう。
セキュリティソフトの併用
UTMとセキュリティソフトの併用は重要。UTMにはさまざまなセキュリティ機能があります。
UTMだけで大丈夫じゃないかと思う方もいるかもしれません。
しかし、UTMのみでは万全ではありません。UTMの守りが突破された場合に備えて、セキュリティソフトも併用して多層防御を講ずる必要があるでしょう。
また、ウイルスに感染する経路は感染したUSBを使用してしまうなどのヒューマンエラー、不正アクセス、ウイルスファイルの開封など、ウィルスに感染する経路はさまざまです。
UTMのみでは、さまざまな経路による感染は防げないため、セキュリティソフトの併用が重要となります。
ランサムウェア対策ツールの併用
ランサムウェアを検知して端末に感染しないように対策をしてくれるセキュリティツールとの併用も大切です。
UTMと併用することで、感染するリスクを軽減することにつながります。
これらはランサムウェアを含む、さまざまな脅威から社内ネットワークを守る役割も担うため、UTMと併用して導入することも検討してみましょう。
ランサムウェア対策でUTMを導入したい!どこに聞けばよいの?
「言葉だと難しく感じるし、UTMを導入したいけどどうすればよいのだろう」という方もいるのではないでしょうか。
でも大丈夫です。
考えることはみなさん同じ。そんなときは、専門的な知識を持ったスタッフがいる専門業者にお任せするのが一番安心で簡単です。
株式会社じむやでは、UTMを導入したい場合の相談など、UTMのランサムウェア対策に関するお悩みにすぐに対応可能です。
さいごに|UTMと併用してランサムウェア対策を実践しよう!
今回は、UTMのランサムウェア対策について解説してきました。
まとめると、UTMだけでは、すべてのランサムウェアを防御することは困難。しかし、セキュリティソフトを併用することで対策強化に繋がり、安全にネットワークを利用できます。
また、本記事で紹介したように、未知なるランサムウェアが登場するたびに被害が拡大することも懸念されます。
ネットワークを介した脅威から回避するためにも、ぜひこの機会に、UTMの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
UTM
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