サーバーとは?仕組みや種類などについて解説!
インターネットにおいてクライアントとサーバーとの関係性は強く、セキュリティの観点からみてもそれぞれにスペックが異なることから、仕組みを知るだけでなく数多く存在する種類から慎重に選ぶことが重要です。
本記事ではサーバーとは何なのか、その仕組みや種類などについて解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
サーバーとは?その仕組みについて解説!
インターネットの仕組みにおいて、クライアントとサーバーの位置づけは重要。データやメタ情報をネットワーク上でやり取りするには必要な仕組みであることが理由として挙げられます。
まずは、サーバーの特徴から詳しくみていきましょう。
サーバーの特徴とは?
インターネット上では、情報を提供する側と利用者との関係性で成り立っています。情報を提供する側としてサーバーを位置づけ、利用者がクライアントに相当します。
具体的な仕組みについて後述しますが、ネットワークにおいてクライアントから要求があればサーバーが反応するという流れで構成されています。
つまり、インターネット利用者が欲しい情報を提供することがサーバーの特徴として挙げられるということです。
サーバーの仕組みとは?
サーバーは現代のインターネット社会では欠かせない仕組みの1つ。クライアントとサーバーのデータやメタ情報のやりとりにおいて具体的な流れをみていきましょう。
クライアントからデータの要求があった場合に、サーバーでは要求に対して合致するもしくは類似するメタ情報を検索にかけます。
具体的には、HTMLソースによるデータの一致を目指しますが、その実態はテキストデータやHTMLなどのプログラムが混在したメタ情報を対象としています。サーバーからデータやメタ情報が返される主な流れは、下記のとおりです。
- クライアントのデータ要求
- サーバーで当該データを検索
- サーバーによる情報提供
これらの流れは、一般的なサーバーの仕組みですが、その具体的な内容はさらに複雑なものになっていることに注意しましょう。
サーバーの種類とは?具体的な用途について解説!
サーバーとは、クライアントから要求されたデータを検索し、プログラムで探し出して提供するためのコードあるいはその仕組みのこと。現代社会において欠かせないインターネットですが、具体的には下記のような用途で用いられています。
- Webサーバー
- メールサーバー
- ドメインネームサーバー
- ファイルサーバー
ここに挙げたサーバーの用途としては一部ですが、基本的には「物理サーバー」「仮想サーバー」に分類されて運用されています。
物理サーバーと仮想サーバーの特徴や用途について、下表にまとめました。
<サーバーの種類とその用途>
物理サーバー | 仮想サーバー |
・専用サーバー(ベアメタルサーバー) ・共有サーバー(レンタルサーバー) |
・クラウドサーバー(IaaS) ・VPS(Virtual Private Server) |
さらに、詳しくみていきましょう。
物理サーバー
物理サーバーとは、物理的に構築されている単体のサーバーのこと。専用サーバーと共有サーバーに分類されます。
専用サーバーは自社で構築する仕組みであり、基本的にはセキュリティ対策を委託しているケースを除き、システム内部に外部が干渉することはありません。
アプリケーションの導入や不具合時のトラブルなど、すべての対応を自社で行わなければならず手間がかかるデメリットがありますが、用途の自由度が高いことが評価されています。
一方で共有サーバーは、単体サーバーを複数社で共有する仕組みです。コストパフォーマンスが高いメリットがありますが、自由度がなく拡張性がありません。
仮想サーバー
現代のインターネットの仕組みはクラウドが中心といえますが、そのなかでも仮想サーバーは幅広く実用化されています。
VPS(Virtual Private Server)で構築された仮想上の個人サーバーは自由度が高く、ネットワークセキュリティの観点からみても強度があり、外部から干渉されないところは大きなメリットといえます。
また、クラウドサーバー(IaaS)は分散型で取り扱う仕組みですが、目的や用途に合わせて必要なスペックを設定できる自由度は魅力的。そもそもIaaSは「Infrastructure as a Service」の略称で、日本語では「インターネットサービスにおけるインフラを整備する」という意味を持ちます。
例えば、Amazonが提供しているAWSもIaaSの一例といえます。
さいごに|サーバーとは何なのか知ろう!
今回は、サーバーとは何なのか、またその仕組みや種類などについて解説してきました。
目的や用途によって使い分けることができるため、物理サーバーや仮想サーバーなど使用性を考慮したうえで選ぶことが重要。また、コストパフォーマンスも検討しながら導入を進めてみるとよいでしょう。
ぜひ、この機会にサーバーの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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