【ムラテック】TMB-1550/TMB-1530のUTMの特徴は?評価や口コミを考察!
ムラテック(MURATEC)は、TM-BOX TMB-1550/1530シリーズのUTMやUTM内蔵型のファイルストレージなどを展開しているメーカーです。
本記事では、ムラテックにおけるUTM製品の特徴や口コミ、評判について考察しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
ムラテックのUTMとは?その特徴について解説!
悪意のある第3者から受けるサイバー攻撃への対策としてUTMを利用する企業が年々増えていることもあり、ベンダーの需要も高まりをみせています。
またベンダーのなかには、異なるシリーズでUTM機器を展開しているケースもあり、本記事で紹介するムラテックもその1社。そもそもムラテックは、京都府京都市に本社を置く機械メーカーで、村田機械株式会社のブランド名です。
そんなムラテックが展開しているUTMには、主に「TM-BOXシリーズ」「InformationGuard EXシリーズ」が存在します。
それでは、詳しくみていきましょう。
TM-BOXシリーズ
TM-BOXシリーズとは、ムラテックが中小規模オフィス向けとして展開しているUTMのこと。TMB-1550/TMB-1530は、2018年発売のTMB-750/TMB-730の後継機として2020年6月に販売されました。
後継機という特性から、TMB-750/TMB-730と同じくUTMの基本機能を搭載。また、モバイル端末に管理者向けモバイルアプリを入れることで、端末からオフィスのネットワーク状況を手軽に確認できる新機能が搭載されています。
さらにスループットが約2倍に改善されたことでパフォーマンスが大幅に向上。UTM利用のデメリットである通信速度の低下がより起こりにくくなったため、通信ストレスが大幅に低減しています。
InformationGuard EXシリーズ
ムラテックのInformationGuard EXシリーズは、InformationGuard Plusシリーズの後継シリーズとして2021年9月に展開を開始しました。
その特徴について、下記にまとめました。
- UTM内蔵ネットワークストレージ
- 基本タイプはIPB-8550/IPB-8350の2つのモデル
- ネットワークストレージ機能特化タイプのIPB-8050がリリース
ストレージ機能が搭載されているため、より不意の障害や事故から業務のデータを守ることが可能。
また、3基のハードディスクに同じデータを保存するトリプルミラー方式と2基でミラーリングして残る1基をバックアップに利用する方式の2方式が選択できるところは大きな特徴といえます。
これにより、InformationGuard EXシリーズでは柔軟にハードディスクを構成することができます。
ムラテック製UTMの総合評価
ムラテック製UTMを5つのポイントで考察し、評価しました。
5つの評価ポイント
ここでは、WebやSNSでの評判などを参考に、下記の5つポイントで考察・評価しています。
- ファイアウォールのスループット
- 価格
- 性能
- 国内シェア
- 本社がある国
それぞれの評価について、詳しくみていきましょう。
ファイアウォールのスループット(評価|★★★★☆)
スループットとは、単位時間あたりの処理能力のこと。スループットの値が高ければ処理能力が高いといえます。
TMB-1550のファイアウォールスループットは2,000Mbps。TMB-1530は1,500Mbpsです。
IPB-8550/IPB-8350も同じく2,000Mbps/1,500Mbpsのため、ムラテック製UTMはどれもファイアウォール処理速度が速いことが分かります。
価格(評価|★★★★☆)
ムラテック製UTMの価格帯を、下表にまとめました。
機種 | ライセンス | 価格 |
TMB-1550 | 5年ライセンスモデル | 1,000,000円 |
6年ライセンスモデル | 1,118,000円 | |
TMB-1530 | 5年ライセンスモデル | 738,000円 |
6年ライセンスモデル | 824,000円 |
中小規模オフィス向けとしては少し高いとの意見もありましたが、ライセンス期間が5年、もしくは6年ということで評価を得ているようです。
性能(評価|★★★★☆)
UTMにおける基本的な機能を搭載しており、複合機など他の事務機器でもムラテックは確かな技術力があると好評です。
WebやSNSでも、操作性に優れていると高く評価されています。
国内シェア(評価|★★☆☆☆)
ムラテックの国内シェアは、それほど高くありません。
その理由は、知名度が低くムラテックというメーカーのブランド自体、一般的には知られていないため。しかし、公式ホームページに掲載されている企業業績を確認すると、その内容は素晴らしい実績が並んでいます。
今後におけるムラテック製UTMの国内シェア率の向上に期待が高まります。
本社がある国(評価|★★★★★)
ムラテックは本社が日本に所在しており、国内を拠点としているベンダーです。
そのため、サポートも日本語対応で、すぐに対応してくれます。
また、ムラテックは保守サポートが丁寧だと利用者から高く評価されています。
きちんと教育を受けたスタッフによるサポート対応の体制が整っていることが理由として挙げられますが、UTMの導入から運用・メンテナンス面までトータルでサポートしてくれることも高い評価を得ているポイントといえるでしょう。
総合評価
知名度が低いことから国内シェア率はまだまだ低いですが、ムラテック製UTMを導入した企業からは、高評価を獲得しています。
価格が少し高いとの意見もありましたが、ライセンス期間や性能面のことを考えると相応の料金といえます。
また、日本国内を拠点としているベンダーのため、導入しやすくサポート体制がよいところも高く評価できます。
さいごに|ムラテック製UTMの導入を検討しよう!
今回は、ムラテック製UTMの特徴や社会的評価などについて解説してきました。
手頃な価格帯で導入可能で、操作性にも優れているとの評価が伺えます。
この機会に、ぜひムラテックのUTMを導入してみてはいかがでしょうか。
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