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サーバーのソケット数とは?コア数との関係性を解説

サーバーのソケットは、どれくらいの大きさのコンピューター(サーバー)であるかがわかるので購入時に確認することが大切です。

 

一般的にひとつのコンピューターに対しひとつのCPUが搭載できるものの、ものによっては、CPUがふたつ搭載できる場合があります。

 

この記事では、サーバーとソケットの数がどういう関係にあるのか解説します。

 

ソケットとは?サーバーとの関係は?

 

ソケットとはネットワーク上で動作しているプログラムを結ぶ末端部のことです。双方の通信を繋げるため重要なものとなります。

 

サーバーの性能や容量がどれくらいのものなのかは、搭載されている核(CPU)によって異なります。

 

一般的にはCPUがひとつ搭載されており、メモリやストレージ数も大きくないため、増設する流れがあります。

 

しかしながら、搭載されているOSによって使えるかどうかが異なるため、制限を受けないようにするためにアップデートしなくてはなりません。

 

CPUの構成に含まれるソケットは、サーバー専用で確率するコネクションを処理する時に必要となるものです。

 

ソケットへ書き込まれた情報をサーバーへ渡し、サーバーからの情報を読み込みます。サーバーは、新規のローカルポート番号とソケットを結びつける役割があります。

 

 

 

CPUの構成を解説!

 

サーバーに搭載されているCPUは、主に3つの部品で構成されています。搭載のOSがどのようなバージョンになっているかによって、CPUの数が異なる関係があります。

 

ここでは、CPUの構成「ソケット」「コア」「スレッド」について解説します。

 

 

ソケットの数

CPUの構成で必要なパーツのひとつである「ソケット」は、CPUをサーバー内にどれだけ搭載できるかを示しています。

 

物理CPUにおいてのソケットは、マザーボードにコアを装着するために必要な部品で、板状でピンを差し込み固定する仕様となっています。

 

基本的に、CPUはひとつしか搭載できないものの、高性能なモデルであれば、ふたつ以上のCPUを搭載できる場合があるため、ソケットは重要です。

 

CPUの数 名称
CPUがひとつ 1ソケット
CPUがふたつ以上 マルチソケット

 

ソケット数を確認することで、どれくらいのCPUが搭載できるかがわかるため、サーバー導入時に必ず確認してください。

 

また、既に手元にあるコンピューターやサーバーのソケットを確認するには、「プロセッサソケット」で確認ができます。

 

 

コア数

コアは、CPUの核となっているものです。コアの数によって基本処理単位が把握でき、どれくらい働いてくれるかが見えてきます。プログラムを実行するために必要なパーツです。

 

コアの数 名称
コアがひとつ シングルコア
コアが複数個 マルチコア

 

処理能力を向上させるためマルチコアを搭載していることが一般的となりました。

 

独立して動作するものの、キャッシュなどは共用です。また、2コア〜4コアが一般的であるものの、サーバー用のコア数は20コア以上のものもあります。

 

こちらも、必要なシステムやサービスに応じて検討するべきポイントです。

 

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スレッド数

スレッド数は、コアの中で複数の命令を同時に実行するために必要なパーツです。

 

必要なハードウェアリソースそのものは、コアひとつ分とほぼ変わらないくらいで済むメリットがあるものの、マルチコアシステムよりも性能が劣る特徴があります。

 

しかしながら、コアに負担がかからない命令に限っては処理能力に余裕が生まれます。そのため、命令を追加して実行できるかもしれません。

 

コアと区別するために「論理プロセッサ」と呼ばれています。

 

コア数に対して最大数は変わるものの、一般的には8コアに対して16スレッドが最大かもしれません。

 

16もの命令に対して処理を行えることとなるため、性能の高いCPUと言えます。同時に16の命令を処理できるので、マルチタスクの作業がある場合に大活躍です。

 

 

 

ソケットの仕組みとは?

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ソケットは、クライアントとサーバーの間でやり取りが生じます。クライアントが、サーバーに接続し情報をもらった後に切断する流れが一般的です。

 

サーバー側のソケットでは、クライアントからの要求(指示)を待ちます。

 

流れとしては、クライアントが必要なサーバーを探すためのアドレスを確立してから、サーバー側でクライアントの要求を待ちます。

 

データ交換を行う際に、ソケットを経由し行われるため、ソケットがないとサーバーに接続ができません。この流れがあるため、サーバーはクライアントの要求に応えてくれます。

 

例えば、『192.168.XXX..』といったIPアドレスを送信側、宛先側とでやり取りする時に活躍するのがソケットです。

 

クライアントが利用しているブラウザや、サービスを提供する側のサーバーは、ソケットで通信の管理をしています。

 

また、ポート番号(IPアドレス)が異なると、クライアント側でも同じサーバーへアクセスが可能です。例えば、パソコンとスマートフォンで同時に同じブラウザにアクセスするなどといった方法ができます。

 

ブラウザでは、ソケットを識別するための仮想回線を用意しています。

 

その時、コネクションが確立され途中でコネクションが切れることなどはありません。

 

コネクションについては、クライアントとサーバー間で認識しているため、切断されることがないと考えられます。

 

 

 

ネットワークとソケット

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ソケットを利用したネットワークでは、通信プロトコル(TCP/IP)を利用して行います。その通信を行う時に出入口としてソケットが必要となるわけです。

 

ネットワークの構成において、ソケットがあることにより一般的に接続できないネットワークとの通信を可能とできます。

 

その理由として、ソケットが高度なセキュア・ホストとなっている「ファイアウォール」のシステムサーバーに通信するためです。結果、トランスポート・ネットワークの内、ひとつだけのネットワークを操作できます。

 

また、異なるタイプのネットワーク間でもアプリケーション・プログラムを経由して接続できます。

 

 

仮想マシンのCPUを増やす方法

仮想サーバーは、マルチコアCPU対応のサーバーで増やせます。

 

ソケットごとに、コアの数を倍数分の追加ができますが、128個以下の場合はホットアドを使用するCPUの増加はできません。

 

そのため、仮想サーバーにおいて129個以上だった場合、最大768個まで増やせます。ただし、この場合はマルチコア仮想CPUを使用しなくてはなりません。

 

仮想マシンにおいてのソケット数及びソケット数に対するコアの数はそれぞれひとつという設定で可能です。

 

要件に応じて調整する必要があります。仮想サーバーのCPUを増やすことで、より高いパフォーマンスを提供できるのでおすすめです。一部設定をする時に、パワーオフをして設定しなくてはならない場合があります。

 

 

 

サーバーのソケット数に気を付けて選ぼう

さいごに|UTMの問題点を理解して選ぼう!

 

業務内容や運営予定のサービスに応じてぴったりのサーバーを選ぶことが大切です。

 

その際に、ソケット数に気をつけて選ぶようにしましょう。ハイエンドモデルやサーバーによっては、ふたつ以上のCPUを搭載できるようなソケットがふたつ以上あるものもあります。必要な規模・システムに応じて探しましょう。

サーバー

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業界歴10年以上の生粋のOA機器営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 UTMや複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格でUTMや複合機を全国にリース販売しています。