ネットアップ(NetApp)のファイルサーバーとは?特徴や評判など徹底考察!
ネットアップ(NetApp)では、クラウドを活用したファイルサーバーの運用や保守サービスを提供しています。
本記事では、NetAppの特徴や口コミ、評判について考察しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
ネットアップ(NetApp)のファイルサーバーとは?特徴を紹介!
さまざまな属性のファイル管理を行え、繋がっているユーザー同士で情報の共有ができるファイルサーバー。
このファイルサーバーを利用するには、社内にあるコンピュータをサーバー化する必要がありますが、ネットアップ(NetApp)のサービスを活用すれば、簡単に導入することができます。
ここでは、NetAppがどんな会社なのかと、またファイルサーバー事業の特徴についても解説しています。
NetAppの会社概要
ネットアップ(NetApp)は、toB向けストレージおよびデータ管理ソリューションを提供しているIT系企業。本社がアメリカ合衆国のカリフォルニア州サニーベールに所在しています。
設立は1992年で、1994年に新規株式を公開。日本法人であるネットアップ合同会社は、今年、設立25周年を迎えます。
ファイルサーバーの特徴
NetAppでは、下記の3つのシリーズでファイルサーバーを提供しています。
- FASシリーズ
- AFFシリーズ
- Cloud Volumes ONTAP
FASシリーズは、高可用性とシンプルな管理が特徴のストレージ。データの徹底的な保護とハイパフォーマンスを実現することができます。
FAS2720、FAS2750、FAS8200、FAS500f、FAS8300、FAS8700、FAS9000、FAS9500というモデルがありますが、そのすべてに専用ストレージOS「ONTAP」が採用されているため、エントリーモデルからハイエンドモデルまで同等に優れた機能を使用することが可能。
そもそもONTAPは、NetAppが創業時から開発提供しているストレージ(記憶装置)専用OSです。
またAFFシリーズにも採用されており、FASシリーズの特徴であるマルチプロトコルやスケールアウト、優れたデータ保護や管理機能がそのまま利用可能。
ハイパフォーマンスと低レイテンシ、そして低コストを実現した万能オールフラッシュストレージを持ち合わせています。
そして、Cloud Volumes ONTAPは、クラウド上でONTAPの稼働を実現させたソフトウェア型のストレージアプライアンスです。
ネットアップ(NetApp)製ファイルサーバーの総合評価を考察!
前述したように、NetAppでは3つのシリーズでファイルサーバーを提供しています。
ここでは、WebやSNSでの評判などを参考に、下記の5つポイントでNetApp製ファイルサーバーの3シリーズを考察・評価しています。
- ストレージ容量の上限
- 利用料金
- ユーザー数
- 国内シェア
- セキュリティ
それぞれの評価について、詳しくみていきましょう。
ストレージ容量の上限(評価|★★★★★)
NetApp製ファイルサーバーは、データストレージに特化していると高く評価されています。
その理由は、ストレージ管理に特化したStorage Efficiency機能が搭載されているため。データ圧縮やシンプロビジョニング、重複排除などのオプション利用で、ストレージ効率を最大限に高めることができます。
利用料金(評価|★★★☆☆)
ハードウェアの価格は、安くはありません。
例えば中小企業向けで実効15TBのFAS2720Aの場合、販売価格は120万円。しかし、オンプレミスのみでなくクラウドのCloud Volumes ONTAPも提供しているため、Cloud Volumes ONTAPであれば導入・運用管理コストを下げることができます。
ユーザー数(評価|★★★★☆)
NetAppはエントリレベルからエンタープライズクラスまで環境に合わせた多種多様なファイルサーバーを提供しているため、中小企業から大企業まであらゆるユーザー数にも対応可能です。
国内シェア(評価|★★★★★)
NetAppの本社はアメリカですが、日本国内にも法人が所在し設立25周年と老舗です。
日本国内でも業界トップクラスのシェアを誇っており、2020年第3四半期における国内NAS市場の売上高および出荷容量においてシェアNo.1を獲得したことが報告されています。
セキュリティ(評価|★★★★☆)
データストレージだけでなく、NetApp製ファイルサーバーはセキュリティも優れています。
ONTAPには、30種類を超える非常に貴重なセキュリティ機能が搭載。データの機密性や整合性、可用性を強化しながら、会社の全体的なセキュリティ体制の強化が可能です。
総合評価
日本の企業ではありませんが、日本国内でもNetApp製ファイルサーバーはトップクラスのシェアを誇っています。
その理由は、導入することでストレージ効率を最大限に高めることができるだけでなく、会社の全体的なセキュリティ体制の強化も図れるため。
また、オンプレミスとクラウドのどちらにも対応しており、エントリーモデルからハイエンドモデルまで幅広いモデルで提供されています。
業態や規模に合わせた導入ができるため、おすすめのストレージサービスの1つといえるでしょう。
さいごに|ネットアップ(NetApp)のファイルサーバーを導入しよう!
今回は、ネットアップ(NetApp)制ファイルサーバーの特徴や評価についてまとめました。
クラウドだけでなくオンプレミスのストレージにも対応しており、オフィスに合致した条件で利用することが可能。社内全体の業務効率化が図れることでしょう。
ぜひ、この機会にNetAppのファイルサーバーを導入してみてはいかがでしょうか。
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