ファイルサーバーのハングアップとは?原因と対処法を解説!

ファイルサーバーでハングアップすると、ログインできず処理速度も急激に低下します。

 

本記事では、ファイルサーバーにおけるハングアップの原因とその対処法について解説しています。

 

ぜひ、最後までご覧ください。

 

ファイルサーバーのハングアップとは?発生する原因を解説!

ファイルサーバーのハングアップとは?発生する原因を解説!

 

ハングアップとは、ファイルサーバー利用時に起きるトラブルの1つ。動作中のコンピュータやソフトウェアが機能停止し、外部からの通信に応答しなくなったり、操作をまったく受け付けなくなったりします。

 

ここでは、ファイルサーバーでハングアップが起きる仕組みと原因を解説します。

 

 

ハングアップの仕組み

ファイルサーバーがハングアップすると、下記のようなトラブルが発生します。

 

  • 外部からのアクセスを受け付けなくなる
  • ファイルの処理に異常に時間がかかるようになる
  • パフォーマンスが低下する

 

理由としては、OSの仕組み上、耐久できずにスペックオーバーしてしまったため。ファイルサーバーの機能停止トラブルにフリーズがありますが、こちらは止まったとはいえ、完全には停止していません。

 

時間の経過とともに再稼働することもあるため、待っていれば機能停止の状態が回復する可能性があります。

 

しかし、ハングアップの場合は待っていても回復することはありません。

 

 

ファイルサーバーでハングアップする原因

それでは、どうしてハングアップが起きてしまうのでしょうか。

 

ハングアップが起きる原因として多いケースが、下記の3つです。

 

  • 熱暴走
  • ファイルの不具合
  • メモリ不足

 

その内容について、詳しくみていきましょう。

 

 

熱による不具合

コンピュータの脳であるCPUは、負荷がかかると熱が発生します。

 

負荷の掛かり具合で温度が変化し、正常な状態では約40℃。中程度の負荷ならば約50〜60℃、そして高負荷の状態なら約60〜70℃の熱が発生しています。

 

高負荷の状態に陥ることで、必ずしもハングアップが起きるとは限りません。

 

 

ファイル破損による不具合

高負荷状態が続くと熱がさらに高くなり、OSの動きが不安定な状態に陥ってハングアップしてしまう可能性があるため注意が必要。

 

また、共有しているファイルが、他人の意図しない行為が原因で破損するケースもみられます。

 

 

メモリ不足による機能停止

さらに、ファイルサーバーにおけるハングアップの原因といえば、メモリ不足もその1つ。ファイルサーバーのメモリとは、作業場のような仕組みをしており容量が大きい方がマルチタスクに向いています。

 

逆に容量が確保できていない場合は、同時いくつもの処理ができないため不具合を引き起こす原因となり得ます。

 

メモリ不足の状態でファイルサーバーに複数のユーザーがアクセスすると、ハングアップすることがあるため注意しましょう。

 

 

ファイルサーバーでハングアップしたときの対処法を紹介!

ファイルサーバーでハングアップしたときの対処法を紹介!

 

もしファイルサーバーがハングアップした際には、どのように対処したらよいのでしょうか。

 

ここでは、完全停止してしまったファイルサーバーを再稼働させる方法としてハングアップしたときの対処法を紹介します。

 

ファイルの不具合やメモリ不足が原因であったのなら、その原因を改善させておかなければ再度ハングアップが起きる可能性があるため注意が必要。

 

特にメモリ不足状態をそのまま放置していると、ハングアップが頻発して業務に支障をきたす恐れがあるため、できるだけ早めに対処することをおすすめします。

 

ちなみにデータの肥大化や不要データの蓄積によって起こったメモリ不足は、不要データを削除すれば対処可能。しかし、専門的な知識がない場合は手間がかかります。

 

また根本的にファイルサーバーのメモリ容量が利用ユーザー数に対して足りていないこともあるため、ハングアップが頻発するようなら原因究明のために専門業者に依頼して確認してもらいましょう。

 

 

強制終了

フリーズの場合は回復する可能性がありますが、ハングアップはOSが完全に停止してしまっているため、待っていても再稼働することはありません。

 

そのため、一旦サーバーの全稼働を強制終了させる必要がありますが、操作自体を一切受け付けてくれないため通常のプロセスでは終了できないことに注意が必要です。

 

電源を切って強制終了し、サーバーの全システムを停止させましょう。

 

 

再起動

サーバーコンピュータの操作系統は停止していなくても、ファイルサーバーにおけるファイルの処理に対して異常な時間を要する事象でハングアップの可能性を探ります。

 

ただし、再起動する場合には下記のことに注意しなければなりません。

 

  • サーバのバックアップを取得する
  • 共有ユーザーがサーバーに接続をしていない状態で行う
  • 再起動にかかる他システムへの影響を想定しておく

 

ファイルサーバーのハングアップに遭遇したら、再起動をかけてみましょう。

 

 

さいごに|ファイルサーバーでハングアップしたら早急に対処しよう!

さいごに|ファイルサーバーでハングアップしたら早急に対処しよう!

 

今回は、ファイルサーバーのハングアップについて解説してきました。

 

強制終了や再起動によって回復しても原因が分からなければ、再度同じような状態に陥る可能性があるため、その後の対策が重要です。

 

原因究明するには、専門業者に依頼することもおすすめ。株式会社じむやまで、ご相談ください。

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業界歴10年以上の生粋のOA機器営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 UTMや複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格でUTMや複合機を全国にリース販売しています。