ファイルサーバーに必要なメモリとは?目安や選び方について解説!
ファイルサーバーに必要なメモリは、用途や目的に応じて拡張することをおすすめしますが、目安としては4~16GBです。
本記事では、ファイルサーバーに必要なメモリの目安について解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
ファイルサーバーにおけるメモリとは?必要量の目安について解説!
ファイルサーバーとは、作成したファイルを繋がっている複数名で共有・編集でき、そのデータを保管する装置およびサービスのこと。導入すれば、ネットワークで繋がっているユーザー間で、さまざまな情報の共有化が図れ、業務効率が向上できます。
そして、この装置・サービスを利用する際に、決めておかなければならないポイントの1つに「メモリ」があります。
そもそも、メモリ(memory)とは、記憶・記憶力・回想・追憶・記念といった意味を持つ英単語のこと。
IT用語ではCPU(MPU/マイクロプロセッサ)などから直接読み書きすることができる記憶装置を指し、明確にはRAM(ラム)やROM(ロム)と区別されます。しかし、一貫してRAM(ラム)と呼ばれています。
通常、ファイルサーバーはメモリが多いほどスペックが高いとされますが、不必要に取り付けることはおすすめしません。
その理由は、不足していない状況下でメモリを増設することで容量が無駄になるため。それでは、適切なメモリ量はどのように判断すればよいのでしょうか。
ここでは、ファイルサーバーのメモリの特徴について触れた後、必要なメモリ量について解説しています。
詳しくみていきましょう。
ファイルサーバーのメモリの特徴
ファイルサーバーにおけるメモリの必要量については、下記のような特徴がみられます。
- サーバーの種類によって異なる
- ユーザーの人数によって異なる
- 保管するデータの種類によって異なる
また、必要なメモリ容量が少なく、空き容量が多いのが特徴的。HDDストレージとは異なり、情報を一時的に保存しておくところも違いの1つといえます。
ファイルサーバーのメモリが多いと1度に複数名で保管されているファイルの編集をしたり、アップロード・ダウンロードしたりしてもサクサクと処理できます。
一方、メモリが少ない場合は処理が重く、遅くなってしまったりファイルが開けなかったりするため注意が必要。そもそもサーバーには、他にもいくつか種類が存在しますが、その概要については下表にまとめました。
サーバーの種類 | 特徴 |
ファイルサーバー | ファイルを一元管理する |
Webサイトサーバー | Webサーバーやメールサーバーの属性を持つ |
データベースサーバー | 数値などのデータを管理する |
必要なメモリ量はどのくらい?
一般的には、ファイルサーバーはメモリの必要量が少ないといわれていますが、ユーザーの人数や保管するデータの種類によってその量が変わってくるため目安を知っておくことは重要。
結論からいえば、取り扱うファイルの種類や運用方法によって異なりますが、4〜16GBを目安にするとよいでしょう。
そもそも、保管するデータがテキストのみや画像、動画とでは大きく異なるため注意が必要。また、共有するユーザー数が多いほど必要量は増えます。
さらに、全員が個人データをファイルサーバに置く場合と共有データを取り扱うかによっても必要なメモリ量に違いがあるため、容量を計算しながら適切に運用するようにしましょう。
ファイルサーバーの選び方は?ユーザー数で異なるメモリの目安についても解説!
利用するユーザー数においてメモリ容量の目安を紹介しましたが、それでもどう選んだらよいのかわからない場合は、オフィスの規模で利用するファイルサーバーのタイプを選ぶようにしましょう。
ここでは、ユーザー数によるファイルサーバーの選び方について解説しています。
タワー型サーバー
利用するユーザー数が約10人~100人の中小規模の企業であれば、タワー型がおすすめです。
その理由は、タワー型が少ない台数で運用する小さなシステムに向いているため。機器の価格が比較的安価というだけでなく、設置する際の設備費用も低くコストパフォーマンスを高く維持できます。
機器をそのまま据え置くだけのため、オフィスに大規模なサーバールームを構築しなくても済みます。
ラックマウント型サーバー
利用するユーザー数の多い大企業であれば、ラックマウント型がよいでしょう。
ラックマウント型は、複数のサーバーをまとめて運用できるため大規模のシステムにも耐えられます。
鍵付きの専用ラックに格納されるためセキュリティが高く、拡張性も高いことが特徴的。ビジネスの成長によって利用するユーザー数が増えても、それに合わせた拡張性が持てるところは魅力といえます。
さいごに|ファイルサーバーの適切なメモリの目安を知ろう!
今回は、ファイルサーバーのメモリの特徴や目安について解説してきました。
業務用としては16GBが必要ですが、目的や用途に合致したボリュームで運用することが重要です。
この機会に、ぜひファイルサーバーの適切なメモリの目安について、しっかり理解しておきましょう。
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