【2024年最新版】UTMのおすすめメーカー比較ランキング5選!
悪意のある第3者からの脅威が後を絶たない現代のビジネス環境では、何らかの対策をして少しでもセキュリティリスクを下げておかないといけません。
そこで登場するのがUTMですが、いくつかのメーカーから異なるタイプの製品が出ています。
導入したいUTMが自社に合った性能でなかったら、せっかく導入してもセキュリティリスクを下げることはできません。
そのため、導入する際はしっかり選定しておかないといけませんが、どのポイントで選定すればいいのかわからないという方もいるでしょう。
本記事では、UTM(統合脅威管理)の代表的なメーカーの特徴を比較しながら、UTMを選定するときに確認すべきポイントについても解説しています。
UTMの比較・導入を検討している担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
UTMのメーカーおすすめ比較ランキング5選!(PC台数20台以下のスペック)
UTMのおすすめメーカーの比較ランキングを下表にまとめました。
メーカー | チェックポイント | サクサ | ニューソフト | フォーティゲート | ウォッチガード |
---|---|---|---|---|---|
比較する機種 (ユーザー数) |
CP 1535 (15ユーザー) |
SS6000Ⅱ std (15ユーザー) |
NISG6000 N3 (15ユーザー) |
FortiGate 50E (無制限) |
Firebox T40 (20ユーザー) |
価格 | ★★★★★+★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
性能 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
ファイヤーウォールの スループット |
★★★★★ (1.5Gbps) |
★★★★★ (3.0Gbps) |
★★★★★ (4.0Gbps) |
★★★★★ (2.5Gbps) |
★★★★★ (3.4Gbps) |
国内シェア | ★★★★★ (No.3) |
★★★★★ (No.2) |
★★★★★ (No.5) |
★★★★★ (No.1) |
★★★★★ (No.4) |
本社がある国 | ★★★★★ イスラエル |
★★★★★ 日本 |
★★★★★ 中国 |
★★★★★ アメリカ |
★★★★★ 日本 |
総合 | 第1位(★19) | 第1位(★19) | 第1位(★19) | 第4位(★15) | 第4位(★14) |
UTMにおけるおすすめランキングの要素の解説!
上表は、現役でバリバリに営業をしている販売会社の代表である、株式会社じむやの堀田が直接作成しております。今回のランキングはPC台数20台以下の企業が使用するのを想定しております。
UTMにはユーザー数の上限があります。
そのため、導入するUTMは、現状のクライアント数やPCの接続台数、使用しているアプリケーションなどに適したものを選ばないといけません。
ただ、UTM自体に最大接続数が設定されているものもあればセキュリティ機能ごとに上限が定められているので、どれを基準にするのか判断も難しいです。
本記事では、UTM自体の最大接続数の設定を基準にして、企業の最大接続PC台数が20台以下の企業に適したUTMでランキングを上表にて作成しています。
後で詳しく解説しますが、UTMで設定されている最大接続数は、接続できるPCの数ではなくユーザー数です。
そのため、ランキングで選んだUTMはPC台数20台以下の企業が使用するのを想定しているとしていますが、厳密にはランキングで選んだメーカーから出ている小規模企業向けの製品から選んでいます。
どうしてかというと、一般的に各メーカーはPC台数20台以下の企業を小規模企業と想定しているため。ちなみに、最大接続数を超えていても使えないというわけではありません。
ほとんどのメーカーは、最大接続数に応じて製品の価格を決めています。
一般的に各メーカーはPC20台以上の場合は、中小企業向けを想定しているので、小規模企業向けの製品より少し価格が高いです。
そのため、少しでも安く導入したいがためにできるのならとやってしまいがちですが、設定接続台数が超えているとUTMに過剰なネットワーク負荷がかかるなどしてPCの遅延が発生することがあります。
また、想定以上の負荷が長時間続いたりすると、UTMが落ちてしまうかもしれません。
そうなると、UTMが担っていたセキュリティがまったくなくなります。
その間に、悪意のある第3者から攻撃があったら、防ぐことはできません。
まずは、メーカーから解説します。
「メーカー」の解説
本ランキングでは、下記の5つのメーカーから出ているPC20台が賄える同等レベルの機種で比較しました。
- チェックポイント
- サクサ
- ニューソフト
- フォーティゲート
- ウォッチガード
UTMメーカーは世界各地に大小ありますが、世界的に有名なのはフォーティネット、チェックポイント、ウォッチガード、ソフォスの4社。フォーティネットは、26製品という業界トップクラスの販売製品数をほこるアメリカのメーカーです。
チェックポイントはイスラエルに本社を置いているメーカーで、小規模企業向けであっても、様々な脅威への対策ができる高機能・高性能な製品であることが特徴。
そして、ウォッチガードはアメリカのシアトルに本社を置くセキュリティのグローバル企業で、小~大規模な事業所まで対応する、幅広い製品ラインナップを誇っています。
また、ソフォスはイギリスのメーカーで、ハード・ソフトウェア、仮想化環境、クラウドから導入環境が選べる柔軟な導入形態が魅力的。本ランキングでも、この4メーカーのうちソフォスを除く3メーカーを選んでいます。
ちなみに本記事ではフォーティゲート名でランキングしていますが、正式にはフォーティゲートはフォーティネット社が開発したUTMアプライアンスです。
その3社にサクサとニューソフトを加えた5メーカーはどれも優れた小規模企業向けの製品を出していますので、恐らく営業で提案される5大メーカーだと思います。
UTMはマイナーな製品も非常に多く発売されておりますが、UTMを選ぶ際はこの5社から選べばよいです。
「比較する機種(ユーザー数)」の解説
公平を期すため、全て同等レベルの機種で比較をしています。
そもそも、UTMで設定されている最大接続数は、接続できるPCの数ではなくユーザー数です。
ユーザー数が20以下となっていますが、厳密にいうとPC接続台数とは意味合いが違います。
ユーザー数はログインして管理ができる人数ですが、ユーザー数は「利用できる人数やデバイス数」という理解で間違いはないです。
ただ、正しく「=」ではないので、ニューソフトのUTMなんかは15ユーザーでも100台ぐらいまで同時接続が可能。ですので、フォーティゲートの無制限というのは、あまり評価はしておりません。
前述しましたが、設定された数より実際に接続している人数やデバイス数が多かったとしても使えはします。
しかし、設定数よりも上回ると通信の処理が遅くなるなどして影響を与えてしまう可能性があります。
本ランキングでは、接続するPCの台数が20台以下の企業向けの製品で評価しています。
現在の規模がそれぐらいで今後も変らないのであれば参考となるでしょう。
しかし、将来的に接続するPCの数を増やしたり利用する人数を増やすつもりがあるのであれば、本ランキングで紹介している製品ではなく、もっと余裕を持ったユーザー数の製品の導入をおすすめします。
「価格」の解説
接続するPCの台数が20台以下の小規模企業向けのUTMの販売価格は11万〜32万円の価格帯で、平均はおよそ22万円くらいです。
それを参考にしつつ、こちらの価格の順位は、色々な会社さんと相見積もりになった際に提示されていた金額を元に独自に判断しております。
UTMの原価も販売店の拡販台数によって大きく違いますし、さらにそこから上乗せされる金額もまちまち。完全に感覚ですので、第5位にしているウォッチガードでも、もしかしたらどのメーカーよりも安く販売できる会社もある可能性もあります。
「性能」の解説
UTM製品によって、搭載している機能が異なっています。
この項目では、小規模企業向けのUTMだと必須の機能である性能について、「VPN」「Wi-Fi」などの機能の有無やファイヤーウォール以外のスループットの速さ、レポート機能の充実性等を考慮しております。
また、搭載機能の多さでは評価していません。
そもそも小規模企業の場合、搭載されている機能がすべて必要とは限りません。
ウイルス対策用のセキュリティソフトを別で導入しているなど、UTM以外で対策をすでに行っているのであれば、その機能がなくても問題ありません。
現状、対策を行っていない機能がある製品を選ぶべきです。
性能的に悪くなく、それでいて小規模企業に必要ないほどの性能ではないかで評価しています。
「ファイヤーウォールのスループット」の解説
ファイヤーウォールのスループットはUTMを見る場合、一番大切な要素です。
そもそもスループットとは、その機能や機器が単位時間あたりに処理できるデータ量を表す指標。例えば、ネットワーク機器だと通信速度のことで、ファイアウォールだと作動するときの動作速度のことです。
スループットの処理能力が高ければ処理能力が速いということですが、実際の速度は機器の性能や構成、処理内容によって影響されますし、対応ユーザー数を上回るユーザーが接続していると速度が遅くなりやすいです。
もっとも高い数値がSS3000Stdで、この数字が遅いほど処理能力が低いということでPCの動作が遅くなったり、フリーズしやすくなったりします。
一時期、これが低いUTMで速度低下が問題となり、UTMの悪評が広まったこともありました。
UTMの機能では、ファイアウォールスループット以外に、IPSスループット、AV(アンチウイルス)スループット、VPNスループットなどもありますが、他のスループットはUTMのセキュリティ機能という部分では、切り離して考えても良い要素なので、この部分を単独で評価をしております。
コラム:UTM選びでスループットを重要視した方が良い理由とは?
「国内シェア」の解説
UTMの正式な国内シェアというのは「ネットワーク機器 利用実態調査 2019」で発表されております。
そもそも国内シェアとは、市場での占有率を指す経済用語。具体的には、ある商品やサービスが特定の国内市場においてどれだけの割合を占めているかを示す数値です。
本ランキングでは、メーカーの製品が国内市場においてどれだけの割合を占めているかで評価しています。
UTMの正式な国内シェアというのは前述のとおり、ネットワーク機器 利用実態調査 2019で発表されているので多くのランキングサイトでは、このデータで国内シェアを評価しています。
ただし、現場で営業する私からすると、だいぶ乖離したシェアだと感じます。
ですので、ここではPC台数20代以下の中小企業が使用している率の高いメーカーを、自社のヒアリングデータを元にして作成しました。
ヒアリングしていない会社も多くトータル62社とそもそもの母数が非常に少ないので、統計データとして当てはまるかは別ですが、少なくとも上記のデータよりは信ぴょう性が高いと思っております。
「本社がある国」の解説
そのメーカーの本社がどこの国にあるかです。
一般的には、本社が国内にあるメーカーの方が安心なため高い評価を得ています。
特に、コールセンターの対応は国内メーカーの方がよいという意見(口コミや評判)が多いです。
UTMが故障した場合、海外メーカーだと本国に問い合わせをしてからの対応になり、連絡してもすぐには対応してもらえない可能性も高いです。
また、各国の評判を数値化した評判のよい国ランキングなどを参考にする場合もありますが、ここでは国的に信頼できるかどうかの主観が入っています。
ただ、UTMの場合は情報戦が繰り広げられている国の方がセキュリティ機能が強かったりします。
これは、私の考えということではなく実際、情報戦においてセキュリティ機能が強い国は、自由で公正かつ安全なサイバー空間を確保するために積極的な取り組みを行っています。
そのため、国の信ぴょう性ではなくUTM自体の性能を見る場合、逆に常に戦争をしているような国の方がよいです。
おすすめのUTMメーカーにおける評価の解説!
ここでは、各UTMメーカーの詳細をご紹介します。
チェックポイント(CheckPoint)
チェックポイントは世界で見ると非常に優秀なメーカーで、日本でも信頼性が高く人気も高いです。
特にファイヤーウォールのスループットが1,5Gbpsなのは、導入したらPCでのトラブルが発生する可能性があり提案しにくいです。
1993年にイスラエルで創業したメーカーで、ネットワークセキュリティの基盤となるファイアウォールを開発したのが、このチェックポイントです。
ファイアウォールのほかにも、VPN製品といったセキュリティ製品製造を手掛けるパイオニアとして世界的に有名です。
価格に関しても弊社で提供できるメーカーとしてはトップクラスに安いです。
チェックポイントのUTMをメインとして扱っており、かなりの販売台数(月販100台以上)もある一次代理店があるのですが、メーカー都合で勝手に取り扱い出来ない様にされたという話を聞いたこともあります。
しかし、代理店の質はかなり厳しくチェックしているので、取り扱いがある販売店はブラックな売り方をしないところが多いですね。
一部OA機器界隈では、この話が出回っており取り扱いを辞めた販売店も多くあります。
なので、世界シェアではNO1ですが、国内ではそこまで見かけないメーカーです。
サクサ(SAXA)
サクサというメーカーはビジネスホンで国内で高いシェアを持っています。
東京都港区に本社を置く情報通信機器メーカーのサクサ株式会社を中核とする、サクサグループの持株会社。つまり、国内メーカーです。
NTTに次ぐビジネスフォンシェア率を誇るメーカーで、NTTの一部の端末をOEMで製造しているなど、ビジネスフォンでは確かな技術力とコストパフォーマンスに優れていることから国内で高いシェアを持っています。
そのサクサがUTMを販売しておりますので、ビジネスホンで中小企業に導入されていたという実績があるため、代理店側としても非常に売りやすく、UTMでも実績は十分あります。
全体を通して何かに尖ったメーカーではありませんが、国内メーカーで無難というところが強みです。
お客様からしたらどこのメーカーのUTMが優れているのか分からないが普通なので、判断する基準として国内メーカーは非常に強いですね。
ニューソフト(Neusoft)
中国に拠点を置くニューソフト。コストパフォーマンスに優れていることで知られているので、UTMで一番安く性能が良いと言ったらニューソフトは必ず上がると思います。
ファイヤーウォールのスループットが4.0Gbpsというのは、同等の機種では1番です。
通信速度が遅くなるといったトラブルはまず起こらないと思います。
その他、VPN機能やWi-Fiも標準で付いていますので、かなりおすすめです。
ただし、「シェアが低い」のと「中国メーカー」というところで、選考から弾かれる事はあります。
中国メーカーでもトヨタ自動車のシステムを請け負っているメーカーなので、UTMを通して悪用されるという事はありませんが、一つの不安材料になる方はなるでしょう。
フォーティゲート(Fortigate)
フォーティゲートはUTMの老舗って感じで、日本でも早くから展開しておりますが、実は2000年に創業したUTMの開発・製造メーカーです。
世界で最も多くのセキュリティアプライアンスを出荷しており、前述しましたがフォーティゲートはそのセキュリティアプライアンスの名称でメーカー名はフォーティネットです。
さまざまな企業や政府機関のセキュリティに貢献しており、国内シェアでは間違いなくNO1シェアのメーカーですね。
ただ、フォーティゲートのUTMはバンドル制なので、パッケージではなく自分でカスタマイズして機能を付けたり外したり出来ます。
セキュリティを分かっている方からすれば勝手よいメーカーですが、安くしようと素人が思うままにカスタマイズしてしまうと、UTMの機能として物足りないものとなってしまいます。
基本的に銀行並みのセキュリティというのがUTMで謳い文句ですので、素人はパッケージされているUTMを選ぶべきでしょう。
ウォッチガード(WatchGuard)
ウォッチガードは過去に幅を効かせてたメーカーという印象が強いです。
1996年、米国ワシントン州シアトルで創業したメーカー。世界120か国以上で総出荷台数は120万台以上を数えており、ウォッチガードのUTMはグローバルに利用されていますが、初期の頃はサクサかウォッチガードかと言われておりました。
しかし、価格が割と高いので代理店が売るのを辞めてしまったというのを結構な数知っています。
いや!高いというよりは、他が安くなっていったというのが正しいです。
一時期、京セラの複合機とタッグを組んでいましたが、それも現在ではありませんし、徐々にシェアを落としていっているイメージです。
海外メーカーですが、日本法人が東京都港区にあるのでサポート体制は国内メーカーという事もありしっかりしていますが、UTMはそんなに壊れるものでもありませんので、弊社でも故障したという事例は一度もありません。
なのでランキングの要素にも入れていません。
おすすめのUTMメーカーを選んだら次は導入方法を知ろう!
UTMには、購入とリースという2つの導入の仕方があります。
本ランキングで紹介した製品を導入する場合、どちらかの方法を選ばないといけませんが、購入やリースとはそもそもどういったものなのでしょう。
まず、それぞれどういったものなのか解説した後、導入するならどちらが得なのかを解説します。
リースってどういったもの
リースでUTMを導入した場合、買うのではなく借りて導入することになります。
物品を借りる方法にはレンタルがありますが、レンタルよりも長期間(特定期間)にわたって借りるのがリースです。
また、下記のことでも違っています。
- レンタルは物品を借りる期間の短縮や延長に柔軟に対応できる
- リースは借りる物品を利用者に代わってリース会社が購入し、それを貸すため購入費用を全額回収するまで返せない
- レンタルは、レンタル会社が保有しているものしか借りれない
- リースは購入費用を全額回収する前に返すと違約金が発生するか、返済していない分を全額支払うことになる
レンタルで導入すれば、購入に必要となるお金はリース会社が支払ってくれて、契約時に決めた月々の料金を支払えばUTMが使えます。
その購入費を契約終了時までに支払い終えていたら、その物品は利用者の所有物になりますが、支払い終えるまではUTMはリース会社のものです。
購入ってどういったもの
購入とは対価、つまりお金と交換でものを手に入れる、または買い入れることです。
そのため、購入で導入するのであれば、購入時にそれなりにお金が必要となります。
前述しましたが、小規模企業向けのUTMの販売価格は11万~32万円の価格帯で、平均はおよそ22万円くらいです。
ただし、それほどのお金が必要となるのは一括で買ったときで、支払いを分割にすればそんなに大金は必要ありません。
必ずできるわけではないですが、購入するところによっては一括ではなく、分割で買うことも可能です。
一括は、その商品の全額を一度に全部払ってしまうこと。それに対して分割は何回かにわけて支払う方法です。
小規模向けであってもUTMは高額な機器ですから、一括で支払うとある程度のまとまった額が必要になります。
そのため、資金的にかなり余裕がないと、導入によって経営が困難となるかもしれません。
分割であれば、その時にまとまった現金がなくても買うことができるでしょう。
ただし、分割の場合、本来の金額に利子が追加されてしまいます。
つまり利子分、本来より高い値段で買わなくてはいけません。
UTMを導入するなら購入がお得?
導入するのなら、できることならお得に導入できる方にしたいですよね。
それなら、どちらがお得なのかですが、どちらもお得なところがあります。
購入のお得なところは、どこのメーカーの製品でも好きな製品が導入できることです。
その他にも、下記のようなお得な面もあります。
- ライセンス期間をある程度自由に設定できる
- 自社の持ち物になる
- 支払い総額が安い
- 面倒な審査を受けなくてもよい
購入であれば、リースと違ってもメーカー側が用意している範囲にはなりますがライセンス期間を自由に選べます。
メーカー側が用意していれば1年の契約でも可能です。
また、初期費用がかからないため、リースの方がお得に感じますが、実は支払い総額は購入の方が安くなります。のような契約期間の縛りはありません。
しかも、購入であればUTMは最初から自社の持ち物です。
使わなくなったら売ることもできますし、古くなってきたので売って、そのお金で新しいものを買ったりもできます。
UTMを導入するならリースがお得?
リースがお得なところは、初期費用がかからないことです。
リースだと買わずにリース会社から借りるのですから、物件価格にリース料率をかけた月額料金を負担していくだけで、まとまったお金を準備しなくても問題ありません。
また、下記の内容もリースの強みです。
- コスト管理が楽
- 経費計上できる
- 捨てるのにお金ががかからない
リース品は借りているだけで会社の持ち物ではありません。
会社の持ち物でない物は会社の資産ではないので、毎月支払っているお金をリース料として経費計上できます。
また、捨てるのにお金がかからないことも、リースの魅力です。
UTMが壊れた場合、購入したものは捨てるしか方法はありませんが、捨てるとなると、最近は捨てるのにお金がかかることもあります。
しかし、リースならその心配はありません。
それぞれの導入にはデメリットもある
それぞれにお得なところが違いますしデメリットもあるので、どちらかがお得かだけで決めない方がよいです。
例えば、リースで導入すると、リースするのに審査があります。
そのため、審査に通らなかった場合にはUTMが導入できません。
再度、審査をお願いするか、別のところを探すことになってしまいます。
しかも、一部の会社ではUTMのリースができません。
また、初期費用がかからないためリースの方が導入にお金がかからないような気がしますが、トータルではリースの方がお金がかかります。
しかも、購入よりお金がかかるのに、リース契約が終了したらUTMは返さなくてはいけません。
一方で、購入だと買うためまとまったお金が必要。また、ライセンス更新や諸手続きも自分で行わなくてはいけないので、担当者は導入までかなり大変になるでしょう。
さいごに|中小企業が使う分には正直どこでもよい!
ここまで勝手にランキングを作成してきましたが、この5社であったら正直どのメーカーを選んでも外れは無いと思いますので、純粋に価格の良し悪しで決めて良いと思います。
ただし、「フォーティゲートのバンドル」「チェックポイントのスループット」には気を付けた方が良いです。
また、代理店選びにはしっかりとしましょう。
UTMはリースが出来る製品ですが、一部リース会社ではUTMはリースが出来ません。
というのも中古でライセンス期間の終わった役に立たないUTMを新品と称して、お客にリースさせて問題になったからです。
飛び込みやテレアポから営業された会社からUTMを導入するのは止めておきましょう。
UTM
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